安心するまで側にいるから snm HI (ページ1)

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. 同じ会社の二つ上、仕事が出来る先輩

出会いはそれだった

入社式を終え、配属が決まるまでの新人研修期間

同期と毎日情報交換と言う名目の飲み会

阿部「やっぱり俺は海外事業部にいきたいな、

岩本くんは？」

「俺は、営業行きたいんだよね」

宮舘「営業って朝比奈Aさんがいるところだよね？

岩本くんもやっぱり、朝比奈さん狙い？」

「だれ？朝比奈って」

阿部「もしかして、営業部の才女と呼ばれてる

ひと？」

宮舘「俺、最初の研修営業だったんだよ、

いつも、一席だけ人が居なくて、俺が研修最後の日、

その机の主にやっと会えたらさ、

めちゃくちゃ綺麗な人が座ってて

教育係の深澤さんが、朝比奈さんって紹介してくれた」

阿部「へー、岩本くん、楽しみだね？」

「や、俺そー言うの興味ねーわ」その時はそう思ってた

研修初日課長の隣に立ち挨拶をする

見渡しても女性は居なくて

課長が「深澤、朝比奈は？」

深澤「朝イチ、電影って言ってました」

課長「アイツは…岩本くんの研修頼んどいたのに」

深澤「いいっすよ、アイツ来るまで俺面倒見ますよ」

課長「そうか、ならそうしてくれ

岩本くん、深澤について教えてもらって

朝比奈が出社したら紹介するから」

「はい、よろしくお願いします」

取引先のことをざーと教わっていたら

深澤さんが伸びをしながら

「30分きゅーけーい」って出て行った

することも無いから自販機に飲み物を買いに

行くと阿部が、自販機の側にいた

阿部「お疲れ、休憩？」

「あぁ、お前も？」

「うん」

先に飲み物を買ってたのは綺麗な女の人で

どこの部署の人かな？って思った

その人は腕いっぱいに飲み物を抱えて

振り返ると、阿部と俺に

「お待たせして、ごめんなさい、お先に」

ってニコッと笑って立ち去った

クールビューティーって感じの人

目元と口元のほくろが印象的なひと

阿部「あの人どこの部署だろう…めっちゃ綺麗」

「そぅ、だな…」

阿部「なに？なに？岩本くん、顔赤いよ？

恋しちゃった？」

「は？そんな訳…」