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〈目黒side〉

キキーッ、という音が聞こえたと思った瞬間、ドンッという音も聞こえてきて。



俺、こういう時の反応はめっちゃ早いからさ。



多分事故ったんだなって思って、咄嗟に隣にいたAを抱きしめて。



「…っ、!」



一瞬体が持ち上がるような感覚と共に衝撃が襲う。



「A、A、大丈夫?」



『ん……蓮は?』



「俺は大丈夫。」



タクシーの運転手さんを見ると、多分気を失っているみたいで。



「大丈夫です………!?」



頭を打ったのか額から血が流れていて。



あー、Aはこれ見ない方がいいわと思ったから



「A、こっち側は見ちゃダメだから…」



と、声を掛けたものの、もう既にその運転手さんが視界に入ってしまったらしく。



『え、やっ、…っ、は、、っ』



パニックを起こしたのか段々呼吸が浅くなって行く。



その後すぐに救急車が来て、一番最初に運ばれた運転手さん。



「大丈夫、大丈夫、A、ゆっくり息吸って。」



いつも阿部くんや舘さんが声を掛けてるみたいにAに声を掛け続ける。



救急隊の人に半ば担ぎ込まられるように救急車に連れていかれたAと俺。



*「少し怪我してますねー、消毒しますね。」



救急隊の人に言われて、初めて気づいたんだけど。



俺も怪我していたらしく、頭と腕に少し擦り傷があったらしい。



「あの、…あの子には怪我はないですか?」



Aの方を見て聞くと、



*「大丈夫でしたよ。ただ、パニックを起こしてるので安定剤の点滴をしておきますね。」



と言われて、ホッと胸をなで下ろす。



Aは点滴の副作用で眠ったまま病室に運ばれたから、俺は自力で歩いて病室まで行って。



俺用のベッドも隣にわざわざ用意してくれたけど、眠る気にもなれずAのベッドの椅子に腰掛ける。



「まじでよかった…、」



看護師さんによるとタクシーの運転手さんも軽傷だったらしいし。



何よりも、Aを守ることができて本当に良かった。




そんな風に事故のときに咄嗟にAのことを守ってくれた目黒くんの裏話。

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美紀 - 完結おめでとうです最高でしたこの小説残してほしいです (2020年12月6日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
真樹(プロフ) - ありがとうございます。 (2020年1月13日 17時) (レス) id: 53d7f5d75e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 昨日はすごかったですねMUSICFAIRにスノストドッキリGPにSnowMan (2020年1月12日 8時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 真樹さん» ありがとうございます!ぜひ書かせていただきますね(^○^)遅くなってしまうかもしれませんが、お楽しみにしていてください! (2020年1月11日 22時) (レス) id: af15b45d5c (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 米さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2020年1月11日 22時) (レス) id: af15b45d5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mio | 作成日時:2019年11月22日 19時

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