最年長として ページ15
〈深澤side〉
「何階だっけ？」
『12階。』
他の8人は先に12階に向かっていて。
貧血らしく、ギリギリまで4階の控え室で眠っていたA。
本人は1人でいいって言ったけど、心配だったから俺が一緒にエレベーターに乗り込む。
「ん、おっけ。…てか、A大丈夫なの？」
『ん〜？うん、大丈夫。』
さっきまで控え室でお腹痛いって舘様から借りたブランケット被ってたのに。
「あんまり無理すんなよ〜。」
『はぁーい。』
5.6.7とエレベーターのボタンが光っているのをぼーっと見ていると。
ガタッ
急にエレベーターが揺れて、咄嗟に横にいたAを抱き止める。
「A、大丈夫？」
『うん。…もしかして止まった？』
「ぽいな〜…ボタン押してもダメだわ。」
ボタンの光も消えて、色んなところを押しているけれど動かない。
エレベーターが止まるなんていまだかつて一度も経験したことがなくて。正直焦ってるけど、Aが横にいるし最年長としてしっかりしないと。
なんとか緊急ボタンで警備の人には連絡が取れたんだけど、動くまでに時間がかかりそうだ、って。
みんなに連絡が取れれば、と思ったけど俺のスマホもAのスマホも残念ながら圏外。
『はぁ…』
と、俺から離れて壁にもたれかかっていたAが急に小さく息を吐く。
そういえばA、調子よくなかったんじゃ…と思った瞬間フラーっと俺の方に倒れて来た。
「A！」
間一髪、Aを支えることが出来たんだけど。
『ごめ…なんか、急に、』
顔色を見る限りかなり辛そうだな、こりゃ。
「A、横になった方がいい？」
着ていた上着を床に敷いてその上にAを寝かせる。
『ふっか…ごめん、上着、』
「いいよ、そんなこと。気にすんな。」
本当は阿部ちゃんとかがいたらもっと色んなことしてあげられたんだろうけど。
今、俺ができるのはこれくらいしかないから。
『…ぅ、』
お腹が痛いのか、ギュッと縮こまるA。
「もうすぐ開くから、あと少し頑張ろう。」
そういえば阿部ちゃんはいつも腰の辺りをさすってあげてた。
俺も同じようにやってあげてると
『ふっか…』
「ん？」
『もう少し…下、』
「えっ？あっ、ごめん」
場所が間違ってたみたい。
『んーん…(笑)なんかふっかのおかげで元気出てきた…(笑)』
ヘラっと笑うAはまだ辛そう。
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美紀 - SnowMan大好きです最高です亮平くんと涼太君と翔太くん寄りのオール担当です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2019年7月29日 15時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - 皆の紅一点ちゃんへの好き好き度がわかる感じがすごく好きだし、もうなんか、好きです(語彙力皆無)。 (2019年6月21日 0時) (レス) id: 083744144f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - なみさん» わ〜嬉しいです、、、（涙）年齢は違えど元最年少と現最年少のコンビを書いててこっちも楽しいです！（笑）また二人の話も書いて行きますのでお時間があるときにぜひ覗いてみてくださいo(^-^)o (2019年6月20日 0時) (レス) id: af15b45d5c (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - ラウちゃんと紅一点ちゃんの関係性がとても好きです(頭抱え←) (2019年6月19日 9時) (レス) id: 083744144f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - s14101602498さん» ありがとうございます(*^o^*)次のお話で書かせていただきますね！ (2019年6月17日 23時) (レス) id: af15b45d5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio | 作成日時：2019年5月30日 23時
