あのコとそのコ

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明日の仕事の予定が色々あって中止に。

久しぶりに2人でゆっくり出来るな。

仕事の帰り道の1人には
全然慣れない。

いつも左手はふっかの手を探してる。

寂しいんだよなぁ…。

俺には、深澤辰哉っていう最高の恋人が
居るのに。

最近は、有難いことに仕事がたくさんあって
朝も夜も1人のことが多い。

そうだ。
今日はふっかが帰ってくるまで起きとこう。

そう決めた。








ｶﾁｯ…

1時半。
ふっかに会えるが楽しみで仕方ないのか
全く眠くない。

深｢ただいま…(ｺｿｯ｣

帰ってきた!

ここでテンションをあげては行けない。
落ち着いて冷静に。

ｶﾞﾁｬ…

照｢おかえり。｣

深｢照っ! ただいまっ!｣

鞄、床に放り投げて
俺の腕の中に飛び込んできたふっか。

お酒の匂いがする。

照｢お疲れ様。ご飯行ってた?｣

深｢うん…｣

だよな。
帰ってくる時間とかからしてそう。

ふと名前を呼ばれた。

深｢明日…仕事じゃ…｣

そうだ。
それ言わなきゃ。

照｢あ、無くなった笑
明日は久しぶりに2人でゆっくり出来るね。｣

ぱっと顔を上げたふっか。

びっくりしてるけど嬉しそう。

でも…

ふっかの頬っぺたに涙の筋。

見逃さなかった。

ふっかもお風呂入った方が
ゆっくり出来るだろうし、
とりあえずお風呂入ってくれば?と声をかけた。



泣いてた理由、聞かないと……

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