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貴方side
見上げた先には翔太くんが居て
押し倒されていることに気づくまでには時間はかからなかった
渡「お前、女なの？」
『…っ、』
渡「…ねぇ、」
怖くて何も言えなくて、
押さえつけられた手首を何とか解こうと力を入れる
渡「っ、俺の質問に答えろ」
『…ごめんっなさい』
渡「だから、答えになってねぇんだって」
恐怖のレベルがもうMAXまで来ていて
目から溢れる涙を止めることは無理だった
渡「…ちっ」
軽く舌打ちをした後
強く掴まれていた手首が緩まった瞬間
パジャマの裾から侵入してきた翔太くんの手
『…っ、やめっ』
渡「…お前が男なら、見せられんじゃん」
『やだっ、やだっ、翔太くん』
渡「ヤダとか言ってんじゃねぇよ、質問に答えろよ」
きっと私の顔はぐちゃぐちゃで、
時々見える翔太くんの辛そうな顔が余計苦しくなる
渡「お前は誰なの…？」
『…私は…女です、』
渡「っ…、」
翔太くんは自分が女だと伝えると私から離れ
立ち上がり荷物をまとめ始めた
その様子をただ、見ていることしか出来なかった
渡「ごめん、帰るわ…。頭冷やしたいし…」
『翔太っくん…』
渡「…さんきゅ、泊めてくれて…じゃあ」
閉まりかけの扉に駆け寄ったけど
私のした事は裏切る行為でしかない
『…ごめんなさい、』
翔太くんの帰った部屋は
いつもより広く、静かに感じた
そのまま倒れ込むようにソファーに座ると
不安になって、眠気も飛んで、朝まで泣いていた
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ユキト(プロフ) - きゃー！このあとどうなるのか楽しみで、にやけ治まりません！笑 (2021年3月29日 23時) (
レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 前作もとても好きなお話でしたが、このお話も大好きです！ 今後も楽しみにしております！！ (2021年3月29日 23時) (レス) id: 35e2a8c9a7 (このIDを非表示/違反報告)
はなみ(プロフ) - 翔太くんに、、、、！！ついに！！ハラハラドキドキの言葉がぴったりなお話ですね^_^主人公ちゃん（くん）がんばってください〜！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: ce3d18f1dc (このIDを非表示/違反報告)
Shigeaki_Hikaru(プロフ) - 続き楽しみしてます！無理なく書いてください！ (2021年3月14日 19時) (レス) id: 0653be147b (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご - はじめての設定ですごく続きが気になりました！ (2021年3月9日 7時) (レス) id: 085671985e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2021年2月28日 16時
