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天使side
2018年12月
余命宣告を受けた日から丁度一年が経った
あと3ヶ月生きれたら宣告より1年も長く生きた事になる
毎月、検査と痛み止めをもらいに病院に行くたびに
奇跡だねって言われる
僕が生きていられるのは奇跡かも知れない
でも、周りのみんなの力があるから生きていられると思うと単なる奇跡だけでは無いって思う
だから本当は出来るだけみんなに迷惑をかけない様に最期を迎えたい
でもね、やっぱりこの状態になったら人に迷惑をかけないなんて無理なんだよね
最近の検診で自分で酸素を吸う力が弱くなってきたらしく酸素チューブをつけてもらった
どこに行く時も酸素を持ち歩かなきゃいけないのは面倒くさいけどやっぱりあるのと無いのでは全然違う
こんな状態になったらやっぱり段々自分の最期を意識しちゃうよね
でも、一つだけ決めてることがある
それは後悔をしない様に最期を迎える事
事故で突然の終わりを迎える人もいる
でも、僕は終わりを宣告されて自分がどんどん終わりに近づくのがわかる
それなら後悔しない様に最期を迎える
例え、人生は短くても、いや、短いからこそ、その分悔いなく生きるって決めたんだ
だからみんなで最後にドライブに行きたいって行ったらみんなはすぐに了解してくれた
しかも、一泊二日で僕がずっと前に行きたいと言っていた温泉旅行に連れて行ってくれた
景色も綺麗で温泉も気持ち良くてご飯も美味しくて夜も星が綺麗に輝いていた
人生で最後の旅行は一番の思い出になった
そして12月末
メンバーからSnowManに3人加えると言う話が上がっている事を聞いた
だから僕は素直に思った事を伝えた
「僕は、もう、きっとSnowManには戻れない。
既にこの6人のSnowManが世間一般の方のイメージになっているはず
でも、僕はメンバーの6人が僕がいた事を覚えていてくれたらそれだけで僕は十分だよ
だからこの事は僕の事は気にしないで決めて欲しい
そして僕は3人を加えることには賛成だよ
だってその3人を加えて、できる仕事の幅が広がるならそれは加える価値はあると思うよ
でも、そうする事によって良いことばかりでは無い
加えた事によって前のSnowManの方が良かったって言ってくれる人もいると思う
でも、それでも新しい事をしてこのSnowManって言うグループを守れるならその決意や意思がファンのみんなに伝わった時9人のSnowManは認めてもらえると思う
だからSnowManを守る為に3人を加えるのは、僕は賛成かな」
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作者名：琥珀 | 作成日時：2019年12月4日 7時
