僕らの気持ち ページ14
目黒side
2019年12月下旬
僕には最近、気になることがある
いや、正確には僕ら、新しく入った3人組
入ったばっかりの時は気にしてなかったけど
考えれば入った時からそうだった
いつも俺達はまだJr.だから電車で行動している
でも、現場が遠い時やロケの時などは事務所で車に乗って送迎してもらったりする
こういう時って行きは先輩が後で後輩が先、帰りは先輩が先に降りて後輩が先輩を見送ってから後に降りるのが普通だと思うんだよ
まぁ、ラウールは高校生だし夜は時間があるし午前中は学校の関係とかがあるからいいんだけど
俺と康二くんはもう成人してるし学校も行ってないのに
大体、最初から車に乗ってて帰りも俺らを先に下ろしてくれる
6人は先輩とか後輩とか関係ないって言ってくれるけどだとしても絶対おかしい!
俺、バカだけどそういうとこの勘は当たるんだよねぇ
しかも、
康「それは俺も思うでぇ!」
ラ「僕も!だって降りようとする気配もない時もあるもん!」
この2人も思ってるんだし!
後、家行かせてください!って言ってもいつもはぐらかされる
今、実家にいるんだよねとかちょっと今日は予定あるからとか
でも、ご飯に誘うと大体のってくれる
だから余計に怪しいって康二くんも言ってたし!
それを6人に聞いても別に何か理由があるわけじゃないよとかお前らは甘えとけば良いのとかそんな答えばっかり
でも、何もないなら先に降りてくださいって言うと
それはやだって帰ってくる
本当は僕らのことが気に入らなくて毎日愚痴を言い合ってるんじゃないかなって考えちゃったりして
それを伝えたら
深「それは違う絶対に!!」
わかってるよそんな事ないってでも他に考えられないんだよ
だからある日
「今日は僕ら降りないんで先に降りてください!」
亮「話したら?こうなったら話すしかないよ」
照「俺ら6人は今一緒に住んでるんだよね」
康「じゃあ、俺たちも一緒に!」
照「俺らだけなら勿論そうしてるよ。でもさぁもう1人一緒に住んでるんだよね」
その言葉を聞いた瞬間康二くんと目があった
ラ「誰なの?」
きっと俺たちも知っている人
でも、ラウールは知らないから思いつかないけど2人の脳には同じ人が浮かんでいると思う
「それって…!」
照「そうだよ、2人が思ってる通り天使だよ」
やっぱりね
ラ????
照「あぁ、立花天使って言う名前の男の子だよ」
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年12月4日 7時