雪の舞う夜空と光輝くあの笑顔

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深澤side





てんしと阿部ちゃんは良く一緒に来る



大学からの電車の線が同じだからだ





今日も一緒にやってきた




そこに違和感はない




ただ今日は心なしかてんしの顔がうっすらピンクに染まってる気がする




阿部ちゃんも気づいているだろう




俺ら3人は入所した時から9年間一緒にいるのだ


気づかないわけがない


が、しかし本人は気づいていないのだろう



それも9年間何も変わっていない





阿部ちゃんがトイレに行くといったので付いて行き事情を聞くことにした





全て俺の予想通りだった





阿部ちゃんには他のメンバーにも伝えてもらうことにした








そして何事もなくレッスンが始まり中盤に差し掛かり一旦休憩を挟むことにした






今のところ、てんしに変化はない





ただ踊った後ということもあるだろうがさっきよりも頬が色付いている気がする




一応、聞いとこう






「てんし〜」



天「なに〜？」



「疲れたね〜」



天「そうだね〜、でもまだ終わってないよ？」



「確かにね…」



天「どうかした？」






この人はまだ自分の体調に気づかないのか







「いや、どうもしてないよ！てんしもどうもない？」




天「うん！むしろ僕はまだまだ元気だね！」





おいおい！まじかよ！？自分が元気だと思ってはしゃぎすぎるなよ〜






って言葉を心の中で思いつつ後半戦のレッスンがスタートした

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