雪の舞う夜空と光輝くあの笑顔

過呼吸 ページ6

天使side






翌日






今日は午後からのレッスンでゆっくり寝れたのもあってか体調がとても良い



はずだった






今日のレッスンは昨日の振りの復習と新しい曲の振り入れ





13時




「おはよ〜」



深「おはよ！昨日より元気そうじゃん！」




「寝不足だったのかなぁ、普通に昨日よりいっぱい寝たらなんか調子良くなったわ〜」




舘「今日は少し激しめの曲の振り入れらしいし良かったじゃん！」




「まぁ、昨日もそんなに体調悪い方ではなかったんだけどね〜」




翔「まぁ、本番に最高の状態ならなんでもいいんじゃない？」






昨日の復習を終え今日初めての振り入れ






曲に合わせて踊る



その中盤





やばい…



息が吸えない…



でももう少しの我慢だ…



途中で曲を止めるわけにはいかない…





振付け師「立花！ちょっと遅れてんぞ！」




「すっ、すいません！」





ちょっと遅れたけど最後までなんとか踊りきった




振「まぁ、全体的に結構揃ってるし、一旦休憩で」





振付け師の方がそう言った瞬間足に力が入らなくなって座り込んだ






照「てんし！大丈夫かよ？」







「いっ…きが…すえっ…ないっ…」




阿「過呼吸だ！てんし！喋んなくていいから俺の真似してね吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー」



「っ…ふぅっ…ふぅ〜…すぅ〜…ふぅ〜」



阿「よしもう大丈夫だよ、照！ソファまで運んであげてくれる？」








照「おう！任せろ！」






佐「温度計と冷えピタ、スポーツドリンク、袋とか色々持ってきたけどいる？」



深「おー、ありがと！てんし〜。一応、熱測ろうなー」





舘「熱はないみたいだね」




深「じゃあ水分とってちょっと寝ときな」




「手が、ビリビリ、する」




阿「過呼吸になっちゃたからしょうがないね」





翔「俺が握っといてあげるよ」









深「今日は解散にしてもらったから帰ろ！」






照「じゃあ、俺てんしの家まで連れて帰るわ」






舘「俺も行こうか？夜ご飯作りに」





翔「もうさ、みんなで行かね？」






佐「賛成！阿部ちゃんいた方が冷静に対処できるし！俺も行きたいし！」





深「それ、お前が行きたいだけじゃん！まぁ、気になるしみんなで行くか！」




佐「てんし！起きて〜帰ろう！」




「あっ、寝てたのか」





照「てんし、俺の背中乗れる？」




天「ありがとう！でも、もう歩けるよ！」




照「いいの、今日は甘えとけよ！」

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