君がいなくなっても-3- (ページ25)

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ひーくんから集合30分早くなったって連絡あったのに全然みんな来ないし

来たと思ったら、今1番2人きりになりたくない人

楽屋から逃げようとすれば手が捕まえられる

深澤「...ちょっとだけ、話させて欲しい。」

真剣な目に頷くしか無かった

深澤「んと、まずこの前はごめん。」

『...なんで謝るの。』

深澤「Aのこと傷つけた。」

『同情ならいらないよ。もういいから、終わり。メンバーって関係だけ。』

深澤「嫌だ。」

...嫌だって、なにが、

深澤「俺は嫌だよ。ただのメンバーだなんて。」

『そうやって期待だけさせるのやめてよ。』

深澤「違う、」

『違くないよ、少なくとも私は期待しちゃうから。』

深澤「事務所の人に...止められたんだ。滝沢くんは薄々気付いてたと思うし。付き合うなら事務所を2人ともやめろって。」

突然の言葉に驚きが隠せない

深澤「それを聞いて、正直決断出来なかった。Snow Manも大切だから。」

真剣な目で、嘘じゃないことなんて容易にわかる

『じゃあなんでそれを、言ってくれなかったの...？言ってくれたら、』

深澤「......怖かったんだ。」

『怖かったって、何が？』

深澤「万が一昔みたく撮られたら、またAに矛先が向いて、傷つけてしまうんじゃないかって、俺のファンの子が俺の大切な子に...って。」

そんなことまで、考えてたの、

深澤「ファンの子のこと信じたい、でも昔実際にあったから...。だったら俺から距離置こうって思って。」

『...私がたつくんの立場だったら同じことしたと思う。でもやっぱり、そこは守って欲しいかなぁ、なんてね。』

深澤「ごめんな、辛い思いさせて。」

『ううん、ちゃんと聞けたから、大丈夫。』

深澤「...付き合うとか、まだ出来ないけど、俺は1人の女の子としてAのこと好きだから。」

ずっと聞きたかった言葉が聞けて、嬉しくて

たつくんの胸に飛び込んだ

『大好き！』