君がいなくなっても-3- (ページ24)

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深澤辰哉side

「頭割れる...」

頭痛と共に起きると照はいなくて、テーブルには置き手紙と鍵、二日酔い用のドリンク

ふっかへ

仕事あるから先家出る。鍵閉めてきて。
あと、昨日の約束忘れてねぇよな？
忘れてんならメッセージ見ろ。
守んなかったら本気で辞めるから。

ひかる

なんの事？と思い照とのメッセージを見ると、めちゃくちゃ酔ってる俺の動画

「あしたぁ、Aに全部ちゃんと話します！」

その動画を見て記憶がよみがえってくる

「うわぁぁぁ、まってそうじゃん、」

とりあえず、まだ集合まで時間あるし家帰って、シャワーして、

ってか、俺どうすればいいの？

いっそ今、時間が止まってしまえばいいのになんて思う

岩本「ふっか起きた？集合30分早まるって。」

そんな時に来た照からのメッセージ

待ってまじ？

なんて言おうか、どう伝えるべきなのか

答えは見つからないまま、集合時間になった

「おはよ.......っ！」

楽屋にはまだAしかいなくて、ふとスマホを見ると

岩本「30分早まるって嘘だから。ちゃんと話せよ。」

あいつ...そこまですんのかよ

2人きりなんて久しぶりで、沈黙の時間が続く

楽屋から逃げようとするAの手を反射的に掴んだ

「...ちょっとだけ、話させて欲しい。」