君がいなくなっても-3- (ページ20)

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岩本照side

朝、楽屋に来たAは目が真っ赤で

頭を撫でるとまた涙を流していた

しばらくすれば泣き疲れたのか俺の膝の上に座って抱きついたまま眠りにつく

目黒「おはようございま、す？って何したんすか？」

「俺が聞きたい。目黒なんか知らねぇの？」

目黒「いや何も？」

「目真っ赤にして来て、ここでまた泣いて、」

佐久間「おっはよ～？照どうした！？」

「寝てんの佐久間静かにして。」

丁度メンバーが集まる時間になってぞろぞろと楽屋に入ってくる

その度に何したのか聞かれるけど、俺も知らないし

でも1人、1番気にするはずの人が聞いてこなくて

一瞬Aの方を見て、悲しい顔して楽屋から出ていった

向井「照にぃ、ふっかさん何したん？」

撮影中明らかにふっかに関わろうとしないAと、自ら離れるふっかにみんなが違和感を持つ

真っ先にAの隣を取るふっかが取らないんだもん

「ちょっと聞いてくるわ、A送ってやって？ついでに康二予定ないんだったら泊まって。」

向井「了解っす！A～帰ろ～てか今日泊まっていい？」

『ん？いいよ！！』

ふっか以外と話す時は普通なんだよなぁやっぱり

「なぁ、ふっか。ちょっといい？」

深澤「ん、」

このタイミングで呼ばれて、俺が何聞きたいかはわかってると思うし

誰もいない静かな廊下で単刀直入に聞いた

「Aと何があったの？」