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112. ページ18

深澤辰哉side







突然のAからの電話







家に来るということで急いで準備をする







『おじゃま、します、』






「なぁに、緊張してんの?」







『や、なんか久しぶりだなってたつくんの家来るの。』







いつもより緊張した面持ちでソファーに座る







「なんか飲む?」







『大丈夫、てかこっち来て欲しい、です、』







言われたようにAの隣に座るとまた、Aの甘い香りの他に爽やかな香水の匂いがする







『あのね、北斗との関係終わりにした、』








「...ん、」








『付き合ってた...っていうか、頼ってた?関係だったし、その、』








「知ってる。」







『え?』







「北斗から直接聞いた、付き合ってるって訳じゃないって話。」






『そっか、、、』






知ってたことに驚いたのか、しばらく沈黙の時間が流れる






『あのね、私、』







大きくて、水分量のある、宝石みたいな目が俺の事を見つめる






『たつくんのこと、好き、です、』






顔を真っ赤にして、恥ずかしくなって目を逸らしちゃうのも可愛い







けど、







「...ごめん、俺はAのこと......同じ感情で見れてない。」







『......っ!』







「...妹みたいな存在で、大好きなメンバーだけど、付き合うとか、そういう関係にはなれない。ごめん。」







俯くAの表情はまったく読み取れない







『そっか、、、たつくんは妹みたいな存在の私にもキスできるんだ、ね。』







「!!」







『だよね、いっぱい女の人いるもんね、好きじゃなくてもキス、できるんだ、』







まって、







あん時の気づいてた...?







「ちょ、まっ、」







『ごめん帰る、忘れてこのこと。』







顔を上げたAの大きな目からは大粒の涙が零れて頬を濡らしていた







バタン!と閉められた扉は、Aが俺への心を閉ざした音に聞こえた気がした

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あおこ(プロフ) - こんなお話の途中で、、更新停止はずるいですって、更新お願いしますね? (2022年11月25日 1時) (レス) @page43 id: 2372b71d74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずき | 作成日時:2020年8月5日 12時

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