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034. ページ36

深澤辰哉side



悲鳴が聞こえて、Aの所に駆け寄った。



手の甲から血を流してるA。



あんたなんかいらない。と叫ぶ女の人の右手にはカッターが握られていた。



その反対の手。



左手に握られていたのは、



俺のうちわだった。



動揺が隠せなくて、俺のファンの子がAのこと傷つけてしまったことのショックはあまりにも大きくて。



Aに声を掛けることも、ライブ中上手く笑うこともできなかった。



MCで戻ってきたけど、手には包帯がぐるぐるで、終わりに近づくにつれて徐々に滲んでいく血。



「あーーーーーーーーっ、、、、」



ライブが終わってファンも誰もいないステージでただただ叫んだ。



岩本「ふっかのせいじゃねーよ。」



「...ひかる?」



振り向けば5人がいて。



渡辺「とりあえず、A病院行ったから俺らも行くぞ。」



「でも、俺のせいで...。」



宮舘「ふっかのせいじゃないよ。」



みんなそう言ってくれたけど、申し訳なさは消えない。



病院に行けば、点滴に繋がれてるA。



『っ(笑)何そんな深刻な顔してんの?ただの貧血だよ?』



ただのって、手切られての貧血じゃん。



明日もライブはあるからと、マネージャーからも帰るように言われ廊下を歩く。



「...っごめん、俺やっぱ。」



阿部「行ってきな。Aは別にふっかが悪いなんて思ってないと思うけどね。」



佐久間「まぁ、行かないと気すまないんでしょ?」



「ありがと。」



5人に感謝しつつ、病室の前に着くと



『...あんたなんかいらない...か.....。』



ガラッと扉を開ければ、驚いた表情で俺の名前を呼ぶ。



「...っ、ごめん。」



『...なんで、謝るの。たつくん悪くないじゃん。』



「でもっ、俺のファンの子だった。俺のせい。ごめん怖い思いさせて。」



『ふっ(笑)』



え、笑い事?



『確かに怖かったし痛かったけど、それがたつくんのせいだなんて思わないし、もし逆の立場だったら同じこと言うでしょ?』



だから、自分のこと責めないで。って。



「...っ、ありがとっ、」



『泣かないでよ(笑)』



滝沢「あれ、深澤もいる。大丈夫か、A。」



『はい。』



滝沢くんまでなんでここに?



滝沢「なんて俺までって顔すんな(笑)今回のことでちょっと。聞いてくか?」



...なんのこと?

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ゆずき(プロフ) - 夢香さん» コメントありがとうございます!頑張ります。 (2019年12月13日 18時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - Mくんさん» ご想像通りでしたか!!ありがとうございます、頑張ります! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき(プロフ) - 澪さん» わかり易過ぎましたね笑 (2019年12月13日 18時) (レス) id: 5dad6c6827 (このIDを非表示/違反報告)
夢香(プロフ) - この続きがすごく気になります!お忙しいとは思いますが更新頑張ってください! (2019年12月9日 20時) (レス) id: c27d91458c (このIDを非表示/違反報告)
Mくん - やっぱりめめでしたね!!これからますます気になります!更新頑張ってください! (2019年12月8日 0時) (レス) id: 53a7921132 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずき | 作成日時:2019年11月15日 1時

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