君がいなくなっても

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目黒蓮side



山本「え、まじ！？A、活動休止って...」



2日後のサマパラに向けてリハをしていた時だった。



原「マジっすか！？Aちゃんが！？」



...Aが、活動休止...？



俺知らないんだけど。



松本「目黒、大丈夫？」



「あ、はい。」



江田「あれ、めぐとAって接点あったっけ？」



「.....接点ってか、憧れです。」



や、それよりも休止？なんで？？



リハを何とか終え、Aが一人暮らしをしている家へ急いで向かった。



「A、俺。」



ゆっくりと開けられた扉の先には目を腫らしたAの姿。



「ねぇ、」



『...知ったんでしょ、入って。』



かすれた声にどれだけ泣いたかなんてすぐ分かる。



「大丈夫...？ねぇ、なんで？」



『＿＿＿＿＿＿。』



そこで全てを聞いた。



俺が知らないところで辛い思いをしてたこと、持病のことは知ってたけど、それ以外にも今回の活動休止には理由があること。



「相談してよ、頼ってよ。」



『...みんなと同じこと言う。』



「当たり前でしょ。てか、メンバーと連絡は？」



『いっぱい通知来てたけど見てない、見ない。連絡は取らない。』



「まじで言ってんの。」



『会いたくなるから、もう戻らないって決めたから、アイドルは出来ないから。』



目に涙をいっぱい貯めながらも、はっきりとした口調だった。



「デビューするんじゃなかったのかよ、Snow Manの6人とAの7人で。」



『出来ないよ、私がいたら。だからさ、せめてデビューするって私の夢、蓮が叶えてよ。私はそれで十分。』



「A...。」



『暗い顔しないで。明後日サマパラでしょ？
...メンバー見に行くって言ってた。』




「なら、Aも、」



『だから、会わないって。2、3日大学の研究室籠るし、そのあとは入院。無理やり連れてきて会わせようとかしないでね。』



俺のやろうとしたことバレてるし。




『あ、でもみんながどんな様子かだけは、、、知りたいかな。急に居なくなったのは申し訳ないし？』



「...わかった。約束する。絶対デビューするから。」

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