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そして始まった紹介された男の子とのやりとり。
2人で出掛けたりすることもあった。
この人だったらなんて考える程に心を許すようになった。
それなのに、蓮は相変わらず私の家に押しかけることをやめようとはしなくて。
「A〜髪乾かして！」
人懐っこい笑顔を浮かべた後、何食わぬ顔で私を抱きしめながら眠ろうとするから、私は賭けに出た。
「ねぇ、蓮」
「ん？」
「....私あの人と付き合おっかなって思ってるんだよね」
これが、最後の賭けだった。
これで彼が何も言わずに快く送り出したら、私もきっぱりこの恋を諦めようと思ったから。
「....で？」
低い声と冷たい眼差し。
背中にゾクリと緊張が走った。
「え....」
「もう俺とは会えない、とか言おうとしてんの？」
「付き合ったらそうなる....ね」
「マジで言ってんの？」
ピクリと眉が動く。
怪訝そうな表情を見て何かを期待してしまった私は、意を決して本音を打ち明けようとした。
「付き合ってからも会おうよ」
「あのね、私....」
「せっかくAが他の男に狙われるような良い女って証明されたばっかなのに会えなくなるとかさぁ。これまでの努力って感じなんだけど」
「え....？」
「は、まさか俺のこと好きとか言わないよね？」
その冷め切った表情に、絶望すら感じた。
「えーーじゃあ要らね。何だよ。何で皆俺のこと好きになんの？簡単に手に入ったらつまんねぇじゃん。お前のことずっと構ってたのだって、友達が好きだって言うからキープしてただけなのに」
衝撃が凄すぎて、涙も出ない。
彼は「友達の彼女寝取るとかしたことないから超燃えてたのに」なんて言いながら、不快な笑顔を浮かべた。
「Aは誰かと付き合ったら浮気とかしなそうなタイプだからめちゃくちゃ楽しそ〜史上最高難易度来た〜って思って近付いたのに期待外れだわ」
「俺が好きなのは簡単に落ちない女」そう捨て台詞のように吐き捨てて部屋を出ていく彼。
何が起こったのか、未だに理解出来ずにいた。
まさか、自分の身にこんなことが起こるなんて予想もしていなかったから。
私だけは��特別��だって心のどこかで思っていたのかもしれない。
人の物が好きな男 × 黒 fin.
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ぴぃ - 残してくださって嬉しいです。またいつか戻って来てください。お返事ありがとうございました！ (2021年12月30日 22時) (
レス) id: 78b15a02bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ぴぃさん» ぴぃ様、驚かせてしまって申し訳ないです（ ; ; ）今後手が空き次第、過去作品の加筆修正を行う予定ではありますが、全て残しておくつもりですので楽しんでもらえたら嬉しいです＾＾コメントをくださったこと、とても嬉しく思ってます◎ありがとうございます！ (2021年12月28日 22時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - ぴぃと申します。この作品にやっと勇気を出してコメントしたら、休止されると知り寂しくなっております。長編作品、どれも続きが気になっていつも楽しみでした。作品残しておいていただけたら幸いです。何度も読み返したいです。 (2021年12月28日 2時) (レス) id: 78b15a02bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ぴぃさん» ありがとうございます！楽しんでもらえたなら良かったです（ ; ; ）別の作品も楽しんでもらえますように....🙏🏻 (2021年12月22日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - 完結お疲れ様でした！青のクズホストも好きですが、やはり紫さんのクズ社員が一番好きです♡また短編集も思いつきましたらしてくださると嬉しいです！ (2021年12月20日 22時) (レス) id: 6570e0ebc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年11月11日 22時
