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束縛DV男 × 橙 ページ21

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「好きです、付き合ってください!」












彼から告白されたのは、人々が行き交うイルミネーション街のど真ん中、恋人同士で過ごすと言われるクリスマスの日のことだった。

高校で知り合い、複数人を交えて何度も遊んだことのある仲良しグループの内の1人。
誰よりもよく話し、誰よりも気を遣い、誰よりも笑わすのが得意な男の子。

そんな彼から告白された。





正直、少し期待していた自分もいる。
クリスマスなんて特別な日に、2人きりのデートに誘われたという事実に浮かれていたから。











「よろしく、お願いします....」


「ほんま!?」











頭を下げていた彼が、バッと勢いよく顔を上げてキラキラと目を輝かせている。
どうしようもなく可愛くて、どうしようもなく愛おしくて、多分この瞬間は世界中の誰よりも幸せだったと思う。













「仲良くなりすぎて友達としてしか見れへんって言われたらどうしようかと思った....」












へにゃへにゃと座り込む彼。
いつも『やったもん勝ち』精神で場を盛り上げてる彼とは全然違って見えて、そんな一面もあるんだと知れて嬉しくなる。

座り込んだ彼に近付いて同じようにしゃがみ、顔を覗き込んだ。











「勇気出してくれてありがとう」


「へ....」


「私もずっと、こーじのこといいなって思ってたから嬉しかったよ」


「あかん....夢、?」


「夢じゃない」










冷え切った手を彼の頬に当てると「ひぇ!冷た!」なんて言って大袈裟に飛び上がる。












「寒いはずだよ」


「ん?」


「見て。雪降ってきた」












黒い空からふわりふわりと舞う小さな雪の粒。
互いの髪についた白い結晶が、ライトアップされた装飾に照らされてキラキラと輝いていて。

一生忘れられない日になるんだと確信したんだ。




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ぴぃ - 残してくださって嬉しいです。またいつか戻って来てください。お返事ありがとうございました! (2021年12月30日 22時) (レス) id: 78b15a02bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ぴぃさん» ぴぃ様、驚かせてしまって申し訳ないです( ; ; )今後手が空き次第、過去作品の加筆修正を行う予定ではありますが、全て残しておくつもりですので楽しんでもらえたら嬉しいです^^コメントをくださったこと、とても嬉しく思ってます◎ありがとうございます! (2021年12月28日 22時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - ぴぃと申します。この作品にやっと勇気を出してコメントしたら、休止されると知り寂しくなっております。長編作品、どれも続きが気になっていつも楽しみでした。作品残しておいていただけたら幸いです。何度も読み返したいです。 (2021年12月28日 2時) (レス) id: 78b15a02bd (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ぴぃさん» ありがとうございます!楽しんでもらえたなら良かったです( ; ; )別の作品も楽しんでもらえますように....🙏🏻 (2021年12月22日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - 完結お疲れ様でした!青のクズホストも好きですが、やはり紫さんのクズ社員が一番好きです♡また短編集も思いつきましたらしてくださると嬉しいです! (2021年12月20日 22時) (レス) id: 6570e0ebc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cleam | 作成日時:2021年11月11日 22時

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