＿＿side R ページ22
Ryohei side.
彼女とお近付きになりたくてさ、わざわざ若い子が好きそうなメルヘンな彩りのカップケーキ屋さんに並んだんだ。
周りは女子高生ばかりで、スーツで並んだ俺は少しだけ恥ずかしかった。
店内に入ると甘すぎる匂いが店内いっぱいに立ち込めていて、少しだけ胸焼けしそうでさ。
それでも彼女に会いに行く口実にする為に頑張って買ったの。褒めてほしいな。
彼女の部屋の扉をノックする。
丁寧に、3回。
すると少しゆるっとした部屋着のままドアを開けた彼女。
2人で食べたいんだ、と伝えれば大きな目を更に大きくして驚いていたから、少し意地悪してあげようと思ってわざと口につけた生クリーム。
拭う時の反応が楽しみだ、なんて思っていたのに拭った指をいやらしく口に含んだ彼女。
そんなこと出来る子だと思ってなかったから少しビックリしてしまって。
その後にハグをしようとする彼女。
何か企んでいるんだろうな、なんて感じ取れてしまうぎこちなさが滲み出ていて。
ハグは頑張れなかったけど、舐めるところは頑張ったんだねって、その企みに騙されてもいいかなんて思えてしまうような愛おしさに支配される。
彼女はきっと、これだけの距離感なら俺がドキドキするって思ってるんだろうなぁ。
可愛いよね。まだまだ子供だ。
仕方ないから、もう少しだけ意地悪してあげる。
もっと余裕のない可愛い顔見せて。
亮「で、ここからどうするの？」
爽やかな笑みを崩さずに彼女を見つめると真っ赤になって口をキュッと結ぶ。
もう降参かな？と思い視線を逸らした瞬間、チュッと音を立てて頬に温かいものが触れた。
亮「え.....」
俺は思わずその温かい頬に手をやった。
まさか、彼女にそこまでの大胆さがあったなんて。
俺の驚いた顔を見た彼女は満足そうにしてソファを降りた。
でも、やっぱりまだお子ちゃまなんだよ。
俺に背を向けた彼女の手を引き、その勢いでキスをした。
「っ！」
亮「やるならこれくらいしてもらわないと。ね？」
目を見開きながら、驚いている彼女。
その顔が見れたから今は満足。
ほっぺにちゅーしてくれたことにドキドキしちゃったのは、面白いから今はまだ内緒にしておこっかな。
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cleam(プロフ) - あゆささん» コメントありがとうございます！何度もお読みいただけて嬉しいです（ ; ; ）手は少しずつ慣れてきました！笑 この際両利きにでもなろうと思います。笑 ご心配ありがとうございます！ (2021年3月1日 21時) (
レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - 柚月さん» コメントありがとうございます！全ルート解放しましたので、読んでいただけたら嬉しいです◎ (2021年3月1日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ekubokou0608tksさん» コメントありがとうございます！最終話、全ルート解放しましたので是非読んでみていただけたら嬉しいです＾＾ (2021年3月1日 21時) (レス) id: d9a9e1fa04 (このIDを非表示/違反報告)
あゆさ - ドキドキするストーリーで何度も読んでしまいます(^^)手は大丈夫でしょうか？いつもありがとうございます！ (2021年2月27日 9時) (レス) id: 6566d79835 (このIDを非表示/違反報告)
柚月 - 番外編的でいいので9人全員の結末がみたいです (2021年2月27日 1時) (レス) id: 1cfbcf2dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年2月13日 23時
