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今回からsideを英語ではなく漢字にします。
〔翔太side〕
あれから、康二は漏らすこと減ってきてる。
そして、康二が塾に行く日が増えた。
受験生だもんな。
夜ご飯食べてお風呂入ったあともやってるみたいだし。
倒れないか心配なんだけど。
漏らさなくなったのはいいことだけど、明らかに寝てませんって顔してるんだよな。
学校休ませたい。
んな事できねぇけど。
康二「いってきまーす!」
蓮「待って!いってきまーす!」
ラウ「はやいー!待ってー!いってきまーす!」
亮平「今日、バイトだから」
翔太「ん、」
亮平「いってきます」
翔太「行ってらっしゃい」
ガチャッ..バシンッ....
辰哉「何ボケーッとしてんの?」
翔太「いや、なんでもない」
なにもありませんように。
なんて、願いは叶わなかった。
お昼すぎ、ちょうど混み始めた時間。
おば様たちと会話しながら仕事こなしてる兄貴のポケットに入れてたスマホが鳴る。
辰哉「もしもし、」
兄貴の顔が一瞬にして曇った。
辰哉「翔太、悪いんだけど〇〇病院行ってきて」
翔太「わかった」
急いで着替えて捕まんない程度に車を飛ばす。
ピコンッ....
503とだけ送られてきた。
病室に入ると、点滴が繋がれて酸素マスクして寝てる康二。
担任の先生が来て説明を聞く。
授業中に痙攣起こして倒れたらしい。
熱高くて点滴受けてること。
目を覚ましたら詳しい検査するとの事。
目を覚まして詳しい検査をしても異常はなくて、ストレスからだろうと。
受験生だもんな。この前のこともあるしな。
康二「かえれる、?」
翔太「今日だけ入院だって。」
康二「....かえりたいッ..グスッ....」
翔太「明日には帰れるよ。」
康二「やだッ..いまかえるのッ..グスッ....ラウールとッ‥れんとッ..やくそくしたのッ..グスッ....かえったらッ..サッカーやるってッ..グスッ..だからッ..グスッ....」
翔太「帰っても康二は寝てなきゃ。サッカーなんかやれないよ。」
康二「いいのッ..かえりたいッ..グスッ....たつやにいにもッ..グスッ....だいすけにいにもッ..りょうたにいにもッ‥てるにいにもッ..グスッ....りょうにいにもッ..あいたいのッ..グスッ....みんなにあいたいのッ..グスッ....うぅぅぅ....」
翔太「康二、わがまま言わないの。夜中にまた痙攣起こしたらどうするの。もっと嫌な思いするのは康二なんだよ?」
康二「グスッ..うぅぅぅ....でもッ..かえりたいッ..」
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作者名:未来 | 作成日時:2020年10月27日 10時