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あ 「…うぇ、気持ち悪い」
目 「ふは、大丈夫？」
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遊園地に来るなり
ハイテンションの向井さんと里奈に連れられて苦手なアトラクション達に挑戦した結果。
こんな様になってしまった。
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ちょっと、無理しすぎたかなぁ。
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ジェットコースターに、バイキングにメリーゴーランド。
朝からこんなに乗るだけでもハードだっていうのに
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向「さっ、次は何乗る？あ、あれめっちゃ楽しそうねんけど！」
里 「ほんとだ！私、アレ乗りたい！」
この人たちはどんだけ元気なんだ？本当に。
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またアトラクションなんて無理だよ〜と心の中で
落胆していると、向井さんがあ！と顔を上げた。
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向「ちょっと待って。あと10分で、あっちの大広場でイベントやるんやって！」
里 「へぇ〜楽しそう！」
向 「ちょっと行ってみようや。めっちゃ気になるんけど」
遊園地のパンフレットに目を通しながら楽しそうにそんなことを言ってる彼。
ずっとウキウキしててまるで小学生みたいだ。
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アトラクションの次はイベント…
ほんと、元気いっぱいだ。私はとてもじゃないけど。
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目 「二人で行って来なよ。俺達、休んでるから」
向 「なんやねん！ったく…釣れへんなぁ」
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『んじゃ里奈ちゃん。行こうー！』
そう満面の笑みで大広場まで走って行った二人。
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正直。助かった。
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目 「ちょっと疲れたよね。あっちで休もう」
あ 「…はい！そうします」
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まだ気持ち悪さが治らない。
二人でベンチのあるところまで目指して向かった。
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2020年9月10日 20時
