朝、起きたら… (ページ44)

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桃

家に帰って、暑い湯船に浸かる。

桃『ふー…気持ちい』

ふっかに言われた事を考えていた。
俺、あべちゃんとちゅー出きるかな？
…ってか、ちゅーしてっからな…。あべちゃんと。
まぁ、酒も入ってたし、その場のノリだけど…

あべちゃんと…ちゅー
んで、その先もか………

俺が迫ったら、顔真っ赤にして『ちょっ、ちょっと待って？』とか言うんだろうな…
○んだ大きな瞳で上目遣い？
ぃゃ、逆かな…長い睫毛を伏せて視線合わせないで、テンパってそうだな。
………///
最高に可愛いじゃん！
普通にちゅー出きるわ。

ドロドロに蕩けるようなちゅーして、ベッドに押し倒して………///
可愛い声で鳴いてくれてさ…///
最高じゃねーか！
なんなら佐久間さんの佐久間さんが、反応しちゃいそうよ？

『ブクブクブク』
口まで湯船に沈めて、興奮を沈める…

俺、あべちゃん好きだわ。

俺はふっかに電話した。

紫『…さっき帰ったばっかりの奴がなに？』

桃『ぃゃ、報告をな？
…俺、佐久間さんは、あべちゃんが好きであります！』

紫『ふーん。そっか。』

桃『なぁ、もっと反応くれよ！寂しいじゃん！』

紫『………
マジか？佐久間！
めめにとられないように頑張れよ？』

桃『……わざとらし』

紫『お前が反応くれっつーから！
…まぁ、答え出たんだな？
よかったじゃん！
明日からあべちゃん口説くの？』

桃『ぅえっ？口説く？急には無理だよ！
…だけど、佐久間さん流に気持ちは伝えようかな…』

紫『なぁ、あべちゃんとちゅーする妄想したの？』

桃『…した！！！すんげー可愛いの！妄想のあべちゃん。
リップ塗ってプルプルの唇、俺が奪うのよ！』

紫『リップ塗って？………佐久間、どっちのあべちゃんとちゅーしたの？』

桃『どっち？』

紫『ん？女の子バージョンか、男バージョンか』

桃『…女の子』

紫『………女の子のあべちゃんなら俺もちゅー出きるぞ？普通に可愛いし！
っつーか、メンバー全員、ぃゃ、男なら誰でもしたいぞ？あんな可愛い子。』

桃『………』

紫『あべちゃんいつかは元に戻るんだぞ？そんとき、気持ちが変わるなら、好きになんなよ！！！あべちゃん傷つけるだけだからな！
死ぬほど考えて、決まったら連絡してこい！
まぁ、寝てるかもしんねーけど…』

と言って電話を切られた。

…そぅだよな。あべちゃん元は男で、戻るんだ…