朝、起きたら… (ページ41)

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桃

あべちゃんとご飯行けて、ご機嫌な俺！

だけどあべちゃんには悩みがあるんじゃないか心配された。
悩みなんてないんだけどなー。
ただあべちゃんとご飯行きたかっただけで…

桃『じゃなくて、ホントに何もないんだ…
めめは好きだけど、あいつなんかあべちゃんに甘いし、やたらあべちゃんと絡もうとするし…
だから今日はあべちゃんと飯行きたくて…』

緑『ﾌﾌﾌｯ、どしたの？佐久間！可愛いこと言うじゃん。』

桃『……からかわないでよ…マジなんだから…』

なんか気恥ずかしくて、俯いて、ちょっとずつお酒を飲んだ。

そしたらあべちゃんが、すごく優しく頭撫でてくれて…
思わず顔見たら、すごく優しい顔で微笑んでて…
…めちゃめちゃ可愛い///
マジでそう思った。

それからはバカ話して、いっぱい笑って、帰るとき、なぜかあべちゃんにお金出させたくなくて、俺が出した。

…無理に誘ったし申し訳ないもんね？
あと、癒して貰ったし！

しかも会話の流れで、毎日頭撫でて貰う約束したし！
やったぜ！
嫁の手に入らないフィギュアGETしたくらい、いや、それ以上に嬉しい！

なんて思っていると
緑『ぁっ、佐久間、俺こっちだから、ここで！また、明日ね！』

桃『はっ？なに言ってんの？家まで送るに決まってんじゃん！』

緑『ぃゃ、大丈夫だから！
１人で帰れるし！』

桃『そう言うことじゃなくて、危ないから送るっつってんの！』

緑『電車乗ったらすぐだから、平気だって！』

桃『ダメ！絶対家まで送るから！』

緑『いつもなら、この辺で諦めてくれるじゃん…
なんでダメ？』

桃『男の子のあべちゃんも危ないから、送るけど、あべちゃん嫌がるから、途中までにするけど、今、女の子なんだからね？こんな時間に危険しかねーじゃん！』

緑『ぇー…過保護…』

桃『過保護上等！』

緑『…分かった。じゃーお願い、します。』

桃『よし！手繋いで帰る？』

緑『ヤだよ！恥ずかしい！』

桃『なんでだよ！カレ○○○に見えるだけじゃん！』

緑『カレ○○○じゃないでしょ？』

桃『…そうだけど…』

そんなハッキリ言わなくても…
そりゃ付き合ってないけどさ？

…？なんで俺ショック受けてんだろ？
こんなのいつものノリなのに…