朝、起きたら… (ページ5)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:147,079 hit

5 ページ5

桃

あべちゃんから電話があり出ると、泣いてるのがわかったからすぐあべちゃん家に行った。

大事なシンメで親友だからな！
ホントは看病もするつもりだったけど、めめに取られたし！

あべちゃん、俺んだからな！と、めめには、とりあえずマウント取っといたけど！

家に入ると、ブランケットを頭から被ってるあべちゃん？
そんな寒いのかな？
と心配していると、出てきたのは可愛い女の子だった。

あべちゃんに似てるけど…女の子だよな？

さすがの佐久間さんもパニックよ！
女の子が自分は阿部亮平だっつってんだからさ！

緑『ぅん。
？どうしよう…
俺、仕事出来なくなっちゃうのかな？…』

涙いっぱい貯めて、こう言ったからこの子があべちゃんなんだって思った。

自分のことよりsnowmanの心配してるんでしょ？
あべちゃんらしいなと思うと同時に、泣かせたくないなって思った。

だから、冗談のつもりで
桃『あべちゃん…女の子になると胸結構あるんだね？』
って言ってみた。
緑『///どこ見てんだよ！！！バカっ！』
笑ってはくれなかったけど、泣きそうな雰囲気はないからよしとしようかな。

俺もどうしたらいいか分からないし、滝沢くんに相談するため、事務所に向かった。

やっぱり、女の子になったことバレない方がいいかなと思って、車の中で俺のキャップ被せてあげた。

緑『…ぁっ…ありがと佐久間。』
桃『ﾍﾍｯ、』

…これはなんつーか、嬉しい…
この可愛い子、俺のってマウントとった感じ。

滝沢くんには行く前に電話してたから、社長室のドアを叩いた。

桃『失礼します。おはようございます。』

緑『…失礼します。』

滝沢くんは俺の後ろにいるあべちゃんを見て、顔が険しくなった。

滝沢『佐久間、相談があるって、まさか結婚じゃねーよな？…』

桃『…ぅえっ？ないっす！ないっす！
この子あべちゃんなんすよ！』

と言うと、深々と被ったキャップをとるあべちゃん。

滝沢『………はっ？』

緑『あの、マジなんです！昨日熱でて、朝になったら、熱下がる替わりに女の子になってて…』

滝沢『……信じられないけど、顔があべちゃんだもんな…』

そう言うと滝沢くんは、テキパキと動き出した。

マネージャーに連絡してあべちゃんの今日の仕事のキャンセル、企業医に電話して社長室にくるように言ったり。

滝沢『何が原因とか、分かんないから先生に相談しよう。佐久間、とりあえず今後のこと話し合わなきゃだから、メンバー呼んで？』