朝、起きたら… (ページ9)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:146,986 hit

9 ページ9

黒

ホントに意味分かってない顔してんな。

黒『だから、上目遣いで首コテってするの！男はバカだから、そんな顔されるとドキッとするし、誰にでも可愛い顔見せてたら、好きになるかもしれねーじゃん！』

緑『はぁ？どう言うこと？
俺そんなのしてないし！』

黒『無自覚かよ！タチわりーな！』

緑『なにがだよ！！』

黒『はぁー、だからね？女の子になったあべちゃんは、自分が思ってるより大分可愛いの！その可愛い子が可愛い顔振り撒いてたら、色んなやつが惚れるからやめて！
分かった？』

緑『///なっ、何言ってんだよ！
可愛く、ねーし//』

黒『俺やメンバーいたら守って上げられるけど、そうじゃない時もあるんだから、気を付けてよ？』

緑『もう、いいから！///大丈夫だって！
もうこの話終わりね！なんか恥ずかしいわ///』

頬を赤くして照れてる…可愛い。

悪いけど、こんなもんじゃないからね？
意識してもらいだいからさ？ガンガンいくから！

ショピングモールについて、あべちゃんの服を探す。

黒『こんなの可愛くない？』

緑『…仕事に可愛いは必要なくない？スーツとまではいかなくても、少しカッチリしとかないと。』

真面目だな…
まぁ、そんなとこも好きだけどさ？

あるお店の前を通りかかった時、
『…ねぇ？服だけじゃなくてさ、下着も必要だよね？』
と言った。ちょうど通りかかって、あっ、！と思ったから。

緑『ぁっ！…そう、だよね…』

と言うものの、お店に入ろうとしないあべちゃん。
昨日まで男だったから、抵抗があるらしい。

黒『入りにくいなら、一緒に入ろうか？』

緑『っ！ダメ、だよ！誰が見てるか分かんないから、めめはここで待ってて？』

あべちゃんはそう言うと、覚悟を決め店に入って行った。

女性用の下着のお店だから、通りから中が分からないように置いてあるから、ここから、あべちゃんは見えなかった。

お店の前の通りにあったイスに座る。
その一分後、顔を真っ赤にしたあべちゃんがでてきた。

緑『///無理！ほんと無理！///』

黒『早っ！！！
でもあべちゃん、下着は絶対必要だから買わないと！』

緑『…分かってるよ？分かってんだけど…
なんか俺場違いな気がして…
みんな見てる気がするんだよ！』

黒『…やっぱり一緒に入るよ？彼氏が彼女の下着一緒に選んでる空気出してたら、大丈夫だから、入ろ？』

とイスから立ち上がった。