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ここ最近、阿部ちゃんはよくタメ息をついている。
俺たちには笑顔を見せてくれるけど、心から笑ってないのは分かる。
酒飲まないと甘えれないくらいだからなぁ。
多分聞いたところで話してくれないだろう。
佐久間くんやふっかさんならどうかな？
出来れば頼って欲しいけど、それは俺じゃなくてもいい。
ただ阿部ちゃんに元気がないのが嫌だった。
楽屋に行けば、阿部ちゃんが机に突っ伏して寝ていて、話しかけようか悩む。
寝てたら申し訳ないよな…
すると『はぁー』とタメ息が聞こえた。
あっ、起きてる。
『大丈夫？』って声をかけたけど、返ってきたのは、作った笑顔の大丈夫。
全然大丈夫じゃねーじゃん。
だけど、この人の性格上メンバーがいつ入ってくるか分からない楽屋で弱音なんか吐くわけない。
俺は無理矢理手を引いて、自販機に向かった。
あそこなら椅子あるし、みんなケータリングのとこにあるコーヒー飲むからわざわざこっちに来ないしね。
温かいココアのボタンを押す。
温かくて甘い物ってちょっとほっとするから、ちょっとでも気を許してくれたらな。
そして自分用のコーヒーも買う。
でも阿部ちゃんココア貰ってくれないよな。
だから間違って買ったていで渡した。
一口飲むとちょっと顔がほころんだから、『悩みあんの？』って聞いてみた。
当たり前に返ってくるのは、平気なふりをしている言葉だけ。
だから、正直に言った。
俺じゃなくてもいいから話して欲しいって。
溜め込まないで欲しかった。
阿部ちゃんの目が少し揺れると、じぃーと俺を見つめる。
この人なんでこんなに可愛らしいんだろ。
甘やかしたくなるんだよな…
頭をポンポンと撫でて、阿部ちゃんの横に座った。
緑『目黒のバカ…
なんでそんなに鋭いんだよ。
まだ誰も気付いてないのに…』
黒『だって阿部ちゃんの顔、全然違うからさ？
仕方ないじゃん。』
緑『…』
そんなことないもんと言いたげな顔。
黒『阿部ちゃんのこと、俺が一番見てんのかもね？
阿部ちゃんってなんかほっとけないんだよ。
甘やかしたくなる。』
緑『…、年下のくせに…』
黒『年下には頼れない？』
そう言うと、肩に重みを感じた。
そのままグリグリと押し付けられ『ちょっとだけ、話し聞いて貰ってもい？』って小さな声が聞こえてきた。
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心愛(ここあ)(プロフ) - 天使と悪魔。悪魔と天使。拝読しました。安定のmmab！最高です！優しすぎるabさんとこれまた優しいツンデレmmさん。生まれて変わって、運命の出会いをしてほしいと思わせるお話でした！ありがとうございました！ (6月28日 8時) (
レス) @page48 id: 30f00ccd19 (このIDを非表示/違反報告)
素能玉雪(プロフ) - 心愛(ここあ)さん» 心愛さんお久しぶりです。呼んで下さってたんですね。嬉しいです。やっぱりmmabいいですよねー。大好きです。 (2023年4月4日 7時) (レス) id: 08eaa4d27e (このIDを非表示/違反報告)
心愛(ここあ)(プロフ) - 移行おめでとうございます！やはりmmab最高ですね(σ≧∀≦)σ読んでて嬉しくなります！緑さん黒さん視点、どちらも良かったです。ありがとうございました！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page4 id: 30f00ccd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉雪
| 作成日時：2023年4月1日 10時
