幼馴染み２～iwab～ (ページ18)

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～ab～ページ18

背伸びしたら、鍵に指先は触れてるんだけど、それが限界で閉めることが出来ない。

ジャンプしたら閉めれるかも。
そうと思ったとき、フワッとスカートが捲れたのが分かって、慌てて押さえた。

緑『キャッ！』

背伸び状態で、狭いロッカーの上、私はバランスを崩して、体が後ろに！

落ちるっ！
と思って目をギュッと瞑ると、ドサッと音がして…
ぁれ？あんまり痛くない…

目を開けると、照が抱えるように私の腰を抱き、受け止めてくれていた。

でも照も、しりもちついてて…

黄『あぶなっ…』

『っ！ごめん！』と言って、照の上から体を退かそうとすると、照の腕が邪魔して起きれなくて…

緑『照？腕…』

反対の手も腰に周り、肩に頭を乗せられ、グリグリする照。

黄『マジやめろ！心臓止まる！』

緑『ごめん…痛かったよね？』

黄『俺は鍛えてるから平気！！！
頼むから危ないことすんな！俺に言えよ！』

緑『ごめん…。も少しで閉めれそうだったから…』

黄『それに、スカート！パンツ見えるぞ！！！』

緑『っ///ごめん…。
ぁの、見えた…？』

黄『…、見てないよ？』

とぼけた顔をして、反対に逸らす照。
絶対ウソじゃん。

緑『…、ぅそつき///』

また肩に頭が乗って、『仕方ねーだろ。こっちも必死だったの！』って、甘えるように言われると、何も言えなくて…

やっと照の腕から解放され立ち上がると、照がロッカーの上に上がりすぐ閉めてくれた。

緑『ぉー！さすが長身』
パチパチと拍手をするように言うと

黄『だからこんなのは男にさせといたらいいの！』

緑『じゃぁ、次からそうする。』

戸締まりを終え、職員室に鍵を返して、帰路につく。

緑『照、ぁりがとね？舘様休みだったから、助かった。』

なんて、なんにもない話をしながら歩いた。

……もうマンションについちゃった。
も少し一緒にいたいな…
なんてワガママは言えないけど…

エレベーターに照と並んでのり、何となく照の顔を見る。

………、

私は照の制服のネクタイを引き、少し腰を曲げさせると、チュッと一瞬だけのキスをした。

目をまん丸くして、私の顔を見る照。

緑『男の子だけじゃないよ？こう言う気持ちになるの…』

丁度、エレベーターがついたから、私は照をおいて出た。

だけど、すぐ照が追いかけて来て、手を握られたと思うと、そのまま照の家に連れていかれた。