雨と君の涙-2- (ページ12)

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第54話ページ12

SLHさんの楽屋は割と近かった。

健くんが数回ノックをすると、中からりょーさんの「どうぞー！！」という大きな声が聞こえてきた。

そしてゆっくりドアが開かれる。

そして健くんから順に楽屋に入る。

すると。

中にはもちろんSLHの4人。

と、あと綺麗な女性2人がいた。

1人は金髪ショート、もう1人は黒髪ボブ。

その女性2人はタシアに向かって「久しぶりー」とか何とか話しているから恐らく同じ踊り手さん。

まりん「えっとー…何かすいません、俺ら変な時に来ちゃってw」

まりんくんがそう言うとゆまさんが

YUMA「あぁ、ATYのことは全然気にせんでええよwむしろ来て欲しかったし」

と言った。

ATY…？何かの略かな…？何となく話の流れ的にグループ名っぽいけど…

そう私が思考を巡らせていると

？「あれ…？その子は？」

と金髪の女性が私の存在に気づいたらしく言う。

えっと…これは自己紹介した方がいいのかな…？

私は一歩前に出て自己紹介を始めた。

「えっと…仁科Aと申します。昔そこそこダンスをやっていて、とあるきっかけで健くんに声をかけてもらって今はアナタシアの練習に時々お邪魔させてもらってます。一応今日はマネージャーみたいな感じです…よろしくお願いします…！」

我ながらちょっと頑張ったと思う。
要所要所詰まってしまう部分はあったもののそこそこ話せたかなと思う。

ちらりと女性2人を見ると何かをブツブツ言っている。
小さくて聞こえないけど。

SHIRAHAN「いや、早く2人も自己紹介してあげなよww」

しらはんさんの声ではっとしたような2人。

ぱっと私の方を向いて自己紹介を始めてくれた。

変なとこで切っちゃってすみません！
次に続きます！