第41話 ページ45
Aが来てから大分時間が経った。
飲んだり食べたり遊んでたり、楽しい時間あっという間だった。
するとAが急に
A「……幸せだなー……」
と呟いた。
突然のことで驚きすぎて誰も何も言えずただ部屋に沈黙が走り俺らは全員目を見開いてじっとAを見つめていた。
それもそうだろう。
だって、あのAが『幸せ』なんて言ってくれるなんて。
Aは良いことも辛いことも人に話したりせず抱え込んでしまうから。
それから俺たちは照れ隠しで「かわいいなー」なんて言いながらAの髪をぐしゃぐしゃと撫でた。
「俺もAに会えて幸せだよー!!www」
ハネル「俺もー!!幸せだよ!!」
まりん「急になんなん?照れるやん…」
まさと「僕も幸せー!」
カナタ「えぇー?Aちゃんどうしちゃったのよーw」
りおん「面と向かって言われるとちょっと照れますね…」
なんて口々に言っているとみるみるAの顔が赤く染められていき、
「声に出てた…!?」
と声を上げた。
そして、しばらくの間頬を染めたまま少しフリーズしていたがやがてぐちゃぐちゃになった髪を見ながら
「もー、せっかく整えて来たのになぁー…」
と、文句をこぼすした。
しかしそんなことを言いながらも彼女の表情は今まで見たことがないほど自然で可愛らしい笑顔だった。
この笑顔を守りたい。
どうすればいいのかも分からないし具体的な何かがあるわけじゃないけど。
きっとタシア全員思っているとは思うけど。
ただ漠然と改めてそう思った。
出会ったときからずっと思っていたどんどん大きくなるこの感情を何て言い表せばいいのか俺は分からないままでいるのだった。
長らく更新できずすみませんでした!!
何か自分の中で納得がいく作品が出来なくて、何を書けばいいのか分からなくなってしまったため一度小説を書くことから離れさせていただきました。
待っていてくださった方、楽しみにしていてくださった方、本当にすみませんでした
これからは完璧に戻ったわけではないのですが、更新ペースを上げていこうと思っておりますので引き続き読んでいただけると幸いです
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作者名:ゆき。 | 作成日時:2019年9月30日 13時