41:自覚 ページ42
*
「美味しい〜！！卵ふわふわだし、このソースめっちゃ美味しい！」
『ほんと美味しい…来てよかったね！』
感動するくらい美味しいオムライス。
…佐久間とも食べに来たいなぁ、なんて。
また佐久間のことを思いだす。仕事頑張ってるのかな。
「んで、佐久間に対してなんでそんなもやもやしてんの」
『だってさ、いくら家が近くて帰る方向一緒だとしてもだよ。ただの同僚にそんなに優しくする？』
「…うーん」
『佐久間は優しいからさ、もしそれが私じゃなかったとしても、してあげるんだろうなぁって思うと、なんか苦しくなるんだよね。私、わがままじゃない？』
「Aそれ本気で言ってるの？」
『…え？』
「じゃあAはさ、咲良ちゃんに佐久間取られてもいいの？」
『えっ…』
佐久間を取られる？
もともと私のものなわけじゃない。取られるも何も無いはず、なのに、
『傍に居れなくなるってこと、だよね？』
「まぁ、簡単に言えばそうだね。咲良ちゃんと佐久間が付き合ったら、A、どう思う？」
『………いやだ』
「あはは！もうわかってんじゃん！もうさ、自分の気持ちに気付いてるでしょ！」
『…うん。そう、だね』
好みが全く合わない。
私が好きなものが苦手で、私が苦手なものが好きで。
でも綺麗に整った顔が、ふわふわの髪が、優しそうな声も好きで。
私のことを心配して走って助けに来てくれるところも、優しく抱きしてめくれるところも、頭を撫でてくれるところも、私と一緒に仕事が出来なくて落ち込むところも、全部全部、
『私…大好きなんだなぁ、佐久間のこと…』
思わず涙が滲みそうになった。
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涼香(プロフ) - 大丈夫ですよ!!こんなことあるんだ！とびっくりしただけなので (2021年2月28日 17時) (
レス) id: 84fc06f980 (このIDを非表示/違反報告)
澄架(プロフ) - 涼香さん» コメントありがとうございます！まさかの同じお名前でしたか！(笑)申し訳ないです〜！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2021年2月27日 20時) (レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 面白いですね！最初の人物設定ですずかがでてきてビックリしました。まさか同じ名前になるとはwwややこしくなるので今は名前を変えてます。更新頑張ってください！ (2021年2月27日 18時) (レス) id: 84fc06f980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年2月25日 22時
