32:涙 ページ33
* sakuma side
Aちゃんが頭が痛かったこと、全然気づかなかった。
あんなに気を付けろと言ったのに、危機感が無さそうなAちゃんに思わず声を荒らげてしまった。
すごく怖かっただろうに、頭痛が酷かったけど抵抗しようとしてたのに、こんなに1人で頑張っていたというのに。
華奢な体を抱きしめると、体が震えているのがよく伝わる。
そうだよね、急に腕掴まれて、何されるかわかんないような場所に連れていかれそうになって。
「ごめんね？…怖かったでしょ、よく頑張ったね」
優しく声をかけると、小刻みに震えていた体が少し収まる。
『…すっごく、怖かった…。佐久間言われて気をつけてるつもりだったんだけど、…ごめんね、迷惑かけて…』
いつもは頼りがいのあるAちゃん。
みんなからすごく頼りにされる優しいAちゃん。
こんなにも、涙をぽろぽろとこぼしながら話す様子は初めて見た。
頭を優しく撫でる。
迷惑なんて、そんなこと思うはずない。
そう言いたかったけど、これ以上なにか言うともっと涙をこぼしそうで、壊れてしまいそうで、それ以上俺は上手く言えなかった。
*
余談。
こんばんは、澄架です。
お話書くのが楽しくてどんどん進んでしまっております(笑)
最近評価が40を超え、お気に入り登録も240人を超えて、嬉しい限りでございます！ありがとうございます！
自分が好きなお話を書きつつ、みなさんの癒しになれればなぁと思っておりますので、これからも宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ
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涼香(プロフ) - 大丈夫ですよ!!こんなことあるんだ！とびっくりしただけなので (2021年2月28日 17時) (
レス) id: 84fc06f980 (このIDを非表示/違反報告)
澄架(プロフ) - 涼香さん» コメントありがとうございます！まさかの同じお名前でしたか！(笑)申し訳ないです〜！更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2021年2月27日 20時) (レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - 面白いですね！最初の人物設定ですずかがでてきてビックリしました。まさか同じ名前になるとはwwややこしくなるので今は名前を変えてます。更新頑張ってください！ (2021年2月27日 18時) (レス) id: 84fc06f980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年2月25日 22時
