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あれから、大ちゃんと会うことは無くなった。
というか、お互いの時間がすれ違いで合うことなかった。
それからというもの、私は例の上司でやつれ気味。
「緋山さん、今日夜空いてない？」
『いや〜明日も仕事ですし、今日はちょっと……』
「いっつもそうだねぇ。いつなら空いてるの？逆に」
『今月は〜うーん……ほら、彼氏との約束もあるので』
「へ〜俺とは行ってくれないんだ？」
そりゃそうだろ！と思わず心の中で突っ込む。
上司には元彼と別れたことは告げてないから、まだこの手口は使える。
使えるけども、効果がある訳では無い。
『彼氏、嫌がると思うので……ね？』
乾いた愛想笑いでなんとか誤魔化す。
あぁ、気持ち悪い。なんでこんなめんどくさい事になるんだろう。
「そんな嫉妬深い彼氏やめてさ〜俺にしときなよ？ね？」
あまりの図々しさにため息が出そうになる。
漏れそうになった息をぐっと堪えて気持ちの悪い上司の顔を見つめる。
『人の彼氏をそんなふうに言う人とはご飯なんて行きません。失礼します』
「は？ちょ、おい、待てよ！」
待て、なんて言葉を聞くはずなく、そそくさと帰る準備をする。
明日からどうなることやら、でもそんなことはどうでもいいくらいにこんな状況にうんざりした。
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澄架(プロフ) - 棗さん» なんと！嬉しすぎます……！頑張りますね！ (2021年3月21日 15時) (
レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - すみかさんの作品大好きです。こちらも楽しみにしています(*^_^*) (2021年3月20日 2時) (レス) id: d56cf18763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年3月20日 1時
