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『大ちゃ…やめ、…て』
佐「んーでもA、嫌って顔してないもん」
『へ…』
嫌って顔してないもん、その言葉に顔が真っ赤になる。
なにそれ、私今どんな顔してるの？
佐「んふふ、かあいい」
そう言うと、大ちゃんの顔が私の顔に近づいてくる。
だめだ、冷静になれ私。
そのまま、キスされそうになる寸前、
『いい加減にしろ、こんのバカ！！！！！』
近づいてきたそのおでこに、とてつもなく痛いことで有名(？)な私のデコピンを食らわす。
佐「いっ、たぁ！」
おでこを抑えながら悶えてる幼なじみ。
あーよかった、冷静な自分、ありがとう。
『ちょっと目覚めた？よし、寝るよ』
佐「いたあい…うぅ…」
涙目になってる大ちゃんを見て、ちょっとやりすぎだかな、と反省しつつ、ベッドの中に大ちゃんを押し込む。
私はソファに…と思うと、くいっとパジャマの袖を引かれる。
『なに大ちゃん、もう寝るよ？』
佐「一緒に、寝ようよ」
『この期に及んでそれ言う…？』
佐「？…だめ？」
大ちゃん、デコピン食らわす前に自分が何してか覚えてないな？
にしても、大ちゃんのこのきゅるきゅるとした目には本当に弱い。
『…なんもしないなら、いいよ』
佐「んふーやったぁーはい！おいでー？」
『おいで、というか私のベッドなんだけどなあ』
ベッドに入ると、ぎゅっと抱きしめられる。
うーん、いかがなものか、と思いつつも心地よい温かさには勝てず、そのまま寝てしまった。
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澄架(プロフ) - 棗さん» なんと！嬉しすぎます……！頑張りますね！ (2021年3月21日 15時) (
レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - すみかさんの作品大好きです。こちらも楽しみにしています(*^_^*) (2021年3月20日 2時) (レス) id: d56cf18763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年3月20日 1時
