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「佐久間くんから聞いてるよ、料理得意なんだって？」
一通りものの場所だったり、お店の事情なんて聞いたりして、小料理屋さんらしい割烹着を身につけて誠さんの隣で見学中。
『得意と言いますか、自炊程度で…大ちゃ…あ、佐久間の伝え方が大袈裟なんだと思います』
「大ちゃんって呼んでるのね？わざわざ直さなくてもいいのよ」
ふふっ、かわいい〜なんて玲子さんから茶化される。
なんか、あっという間に打ち解けてきてしまっていて、逆に怖い。
大ちゃんの知り合いって、大ちゃんみたいないい人しかいないのかな？
「1人ぐらいじゃあ自炊をめんどくさがる人もいるからなぁ。緋山さんはちゃんとしてるんだな」
今日、初めて会った人達なのに、私をもう受け入れてくれている優しさや温かさ、私を認めてくれているような優しい声に涙がこぼれてきそうだった。
『ありがとうございます…初対面の私にこんなに優しくしてくださって、ありがとうございます。今日からよろしくお願いします』
深々と頭を下げると、私の頭の上でやさしく笑う声が聞こえた。
「私たちがあなたに優しくしてるのは、あなたが優しそうな雰囲気をしてるからよ？ほんとに佐久間さんにそっくりねぇ…こちらこそ、よろしくね！」
今日の夜はとりあえず、お客さんの対応してもらうね！と言われて、また準備を再開し始めた。
ありがとう、大ちゃん。
すっごいいい人たちのもとで働けるきっかけを作ってくれて。
次会えたらお礼言わなきゃなぁ。
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澄架(プロフ) - 棗さん» なんと！嬉しすぎます……！頑張りますね！ (2021年3月21日 15時) (
レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - すみかさんの作品大好きです。こちらも楽しみにしています(*^_^*) (2021年3月20日 2時) (レス) id: d56cf18763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年3月20日 1時
