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『そうだよね、自分のために生きても、いいよね』
「にゃはは!当たり前じゃん!自分が楽しくなきゃ何も出来ないっしょ!」
よーやく気付いたか、と言われながら頭を小突かれる。
『大ちゃん、ありがとう。大ちゃんはやっぱり私のヒーローだなぁ』
「ヒーロー!?俺が?!」
『うん。…ずーっと昔からヒーローだよ』
「…俺何したっけ…」
『わかんなくていいの!…ほら、片付けてケーキたべよー!』
「えっ!えぇ、気になるじゃん…」
小さい時から私が悩んでたり泣いてたりすると一緒にいてくれるのは大ちゃんだったじゃん。
それだけで十分、救われてたんだよ。
…なんて、少し悔しいから言わない。
「あ!じゃあ話しててもいい?俺の知り合いの小料理屋に!」
『…ほんとにいいのかなぁ』
「早く欲しいって言ってたから大歓迎だよ」
『…わかった、ありがとう』
私なんかに料理屋さんが務まるのだろうか、と不安がよぎるが、料理は好きだし、お客さんとのコミュニケーションを取るのも得意な方だから、今の職場よりよっぽど合ってるのかも。
「なんかA楽しそうだね!」
『そう?ケーキ食べれるからかな!』
浮き足立ってるのがバレるのが恥ずかしくてケーキのせいにしちゃった。
ごめん、ケーキ。
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澄架(プロフ) - 棗さん» なんと!嬉しすぎます……!頑張りますね! (2021年3月21日 15時) (レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - すみかさんの作品大好きです。こちらも楽しみにしています(*^_^*) (2021年3月20日 2時) (レス) id: d56cf18763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澄架 | 作成日時:2021年3月20日 1時