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「西野ーそこの薬品とってー」
『…？…コレですか？』
「そうそうーそれー」
それから結局なんやかんやと手伝わされてしまっている。
準備室はだいぶ散らかっていて、あっちらこっちらと出されて仕舞われずにいた薬品たちを棚に片付けていく。
薬品が散らばってるってどういう事よ、危なすぎるでしょ。
『…はぁ、先生、換気してもいいですか？』
「ん、いいよーどした、顔色悪いじゃん」
『あー…私薬品の匂い苦手で』
昔から人より鼻がいい私にとってこの空間は結構苦しい。
さすがに耐えきれなくて、がらっと窓を開ける。
自分でも気づかないうちに顔色も悪くなっていたようだ。
「はぁ？！それ、な、もっと早く言えよ！！」
『う、…ごめんなさい』
「いや、謝って欲しいわけではねぇんだけど…ちょっと待ってろ」
確かに、早めに言えばよかったのかもだけど、いろいろありすぎてちょっと頭も追いつかなかったし、仕方ないじゃないか。
軽かった頭痛が少しづつ酷くなっていったような気がして、窓のすぐしたの壁に寄りかかりながら座り込む。
戻ってきた先生はギョッとした顔で私に近づいてきた。
「え、まってそんなに酷い？保健室行く？大丈夫か？」
『大丈夫ですよ』
「大丈夫って顔色じゃないじゃん…ごめん、俺のせいだ」
自分の持っていたハンカチだろうか、冷たい水で冷やしてきてくれたようで、ぺたっとおでこに置かれる。
ヒンヤリとして気持ちがいい。
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澄架(プロフ) - Harunoさん» Harunoさん！コメントありがとうございます！強引でSめな佐久間さん好きなんです(笑)ありがとうございます！ (2021年7月28日 11時) (
レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - もう題名からして好きです、そして強引な佐久間さんも素敵です（ ; ; ）！続きめちゃくちゃ楽しみにしております…！ (2021年7月19日 9時) (レス) id: f386ea5569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年7月17日 2時
