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「そういうこと言うな、お前のご両親がお前に死んで欲しいなんて思うわけないだろ。お母さんだってお前だけはって、言ったんだろ？…お前にだけは生きてて欲しかったんだよ」
『…でも、でもっ！』
「でもじゃない、子の死を望む親なんていない。それがご両親の願いなんだ、簡単に殺してとか、死にたいとか、言うな」
『…っ…』
自然と目から涙がこぼれおちて来て、頬に一筋の線ができる。
みんな、みんなそう言ってくれた。
おばだって、おばあちゃんやおじいちゃんだって、みんなみんなそう言ってくれた。
でもどこかで、私をお荷物のように感じてるんじゃないかって不安で仕方がなかった。
先生、どうして先生がそう言ってくれると心が軽くなるんだろう。
『…せんせ、』
「泣いていいよ、辛い時は泣くもんなの。ほら、泣け泣け」
そう言われて、更に涙腺が壊れる。
抱き締められたままなもんだから、先生の肩をじわじわと濡らしてしまっているのに、そんなのは全く気にもとめない様子で、私の背中を摩ってくれた。
「…一人で寝れる？」
『なんですかそれ、高校生なってからずーっとそうですけど』
「まぁそうだろうけどぉ！今日は別じゃん？寂しくなーい？」
『…明日になれば、また先生と会えますから、大丈夫です』
「……は？！？なに？！今のもう1回言って？！？」
『言わない！言わないです！ありがとうございました！さようなら！！』
「ちょ、ちょちょ！！待てって！」
バタン、と扉を閉めて急ぎ足でアパートに入る。
悔しい、先生に負けた気分だ。
寂しくないと言えば嘘になるし、でも明日会えるからって言ったのは本心。
先生との距離が縮まってしまった事に、もどかしい気持ちになった。
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澄架(プロフ) - Harunoさん» Harunoさん！コメントありがとうございます！強引でSめな佐久間さん好きなんです(笑)ありがとうございます！ (2021年7月28日 11時) (
レス) id: 6cf4b7c805 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - もう題名からして好きです、そして強引な佐久間さんも素敵です（ ; ; ）！続きめちゃくちゃ楽しみにしております…！ (2021年7月19日 9時) (レス) id: f386ea5569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄架
| 作成日時：2021年7月17日 2時
