SnowManの恋の色を貴方と～prologue～ (ページ5)

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「照が背負ってるもの、私が半分もらってもいいよ」

岩「え？」

「照だから、そう思えるの」

それから何年かすぎて、いよいよもうデビューは無理なんじゃないかって思い始めた頃。
楽屋でAはそう俺に言った。

「照だけが頑張らなきゃいけないわけじゃない、照はね、私達が行くべき道を照らしてくれるだけでいいの」

岩「…照らす？」

「そう。間違った方に行ってもいい。照が信じた道に私達が迷わずついて行けるように…照らすだけでいいんだよ」

たとえその道が間違っていたとしても、
私達は照だからそんな道でもきっとついていくから。

その言葉で肩の力がスーッと抜けてった。
リーダーだから常に正しくいなきゃいけない。
間違った方に行かないように、SnowManが輝けるようにそんな思いが自分を追い詰めていたことに気づいた。

それからは仲間を頼りながらも、時にはぶつかって、
自分なりのリーダーの在り方でSnowManを引っ張っていったつもりだ。

そんな俺のそばにいつもAはいてくれた。

岩「好きだよ…A」

「ふふ、私もよ。照」

強い信頼は、いつの間にか深い愛情となった。

俺の言葉にAはいつも笑うけど、
この想いは"愛"なんだと、いつか伝えたかった。