偶然は必然だと教えてください。3《青》

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あれからどれくらいの時間が経ったんだろうか。

私は部屋の隅で座り込んでいた。

イライラしているマサトを刺激したくなかったから。


思い返せば、付き合っていた頃もそうだった。

殴られたときに口の中が切れたのか、鉄臭い味が口内にじんわりと広がる。




こんなことになるなら、引っ越しておけばよかった。


鍵も新しいものに変えればよかった。

そうしておけば、こうやって私の部屋を好き勝手に荒らされることも、またこんな思いをすることもなかったのに。


目からすうっと一滴の涙が頬を伝っていく。



マサトはタバコを吸い終えると空き缶の中に吸い殻をねじ込んだ。


すると、

マ「まだお前は俺のものだってわかったし、もういいよな。」

と私の腕を掴み、強引に立ち上がらせた。


そのまま私を寝室まで引きずっていこうとする。



嫌だ。




マ「お前、俺以外の男連れ込んだりした？」

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