私じゃない私 ページ13
私は今、ヘアメイクを終えて衣装のフィッティングをしている。
リ「編集長に急に現場行ってきてって言われて、何事かと思ったらAがモデルデビューとはねえ…」
横にはリナ。
突然のモデル変更があったため、衣装のフィッティングをしにきてくれていた。
『デビューって……写るのは後ろ姿とか手元だけだし、大袈裟だよ…』
リ「それでも立派なモデルでしょ。」
テキパキと腕時計やピアスなどの小物をテーブルの上に広がるリナ。
リ「サイズも元々用意してた衣装で問題なさそうでよかった。靴だけは私が持ってきたの履いてね。」
『うん。ありがとう。』
鏡に映る自分は、なんだか自分じゃないみたいだ。
リ「さてと、せっかくだし今回の撮影は見学させてもらおうかなあ」
『え、』
リ「Aの記念すべきモデルデビューだし?」
『ちょっと…やめてよーー緊張する…』
胸に手を置いて、はあとため息をつくとリナがぽんぽんと私の肩を叩く。
リ「大丈夫だよ。ちゃんと可愛いもん、プロのモデル顔負け。」
『それ、本当に言ってる?』
リ「もちろん。」
ガチャリと背後の扉が開く。
後輩男「Aさーん、準備できました?」
ひょこっと顔を覗かせる後輩くん。
リ「あんたね、ノックぐらいしなさいよ。」
「す、すみません!」とペコペコ頭を下げる。
『まあまあ、、準備できたよ。いつでもいけます。』
後輩男「よかった…!渡辺翔太さんの準備も整いましたし、そろそろスタジオに向かいましょうか。」
テーブルに並べられた小物を順番につけて、その後を追う。
記念すべき翔太さんとの初仕事がとんでもない形になっちゃったな。と思うのと共に、本当にモデルらしくできるのかな?という不安が募る。
スタジオに入ると、スタイリッシュなスーツに身を包んだ翔太さんが視界に入る。
ぐんと心拍数が上がるのを感じた。
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小豆(プロフ) - TikTokさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました…! (2020年12月2日 4時) (レス) id: 8cc00cb2b2 (このIDを非表示/違反報告)
TikTok - ページ2から名前変換できなくて小豆ちゃんは本当にいい子だと思うになっています。直していただけると幸いです (2020年12月2日 3時) (レス) id: 6febd5b71e (このIDを非表示/違反報告)
小豆(プロフ) - みるきーさん» 初めまして!コメントありがとうございます。 私もようやく二人に平和な日々が訪れて安心しています…!どうぞこれからもよろしくお願い致します。 (2020年11月22日 13時) (レス) id: 702e6b81f5 (このIDを非表示/違反報告)
みるきー(プロフ) - 完結おめでとうございます。2人にようやく平和?な日々が訪れて安心しました。番外編も楽しみにしています! (2020年11月22日 3時) (レス) id: 3b9a27c99c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小豆 | 作成日時:2020年10月24日 4時