家事、お引き受けいたします。【白】

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ラ｢……えぇ！！！？｣


｢えっ！？なに……？｣


ラ｢うそ…｣


｢……？｣


ラ｢振られると思ってた……｣







真都くんは目をパチパチしながら私を見る。






｢なんで(笑)振らないよ？｣


ラ｢じ、じゃあ……付き合ってくれる…の？｣


｢うん…。私でいいなら……！！｣


ラ｢えぇ……っ……ほんとにっ？｣







真都くんは大きな瞳に涙を溜めた。







｢真都くん！？泣かないで？｣


ラ｢だって嬉しくてぇ……っ！｣






そして大粒の涙をボロボロ流しながら
真都くんは私の手を握った。


大きくて、温かい、真都くんの手。







重｢自分ら、俺らのこと忘れてるやろ？なぁ？｣


｢あ、ごめん。｣


重｢はぁーもうなんなん！幸せそうでええなぁ！？｣


ラ｢重岡くんも幸せになってね？｣


重｢はぁ？うるっさ！
お前みたいなガキに言われたないわ！｣


｢ほんといいコンビだね？｣


ラ｢なんで！どこが！｣


重｢こいつと一緒にすんなや！｣







私の周りはこれからも賑やかになりそうだ。







『ねぇ！写真撮ってあげるよ！』


｢え、いいよ〜｣


ラ｢なんでよ！撮ってもらおうよ！｣


｢えぇー……｣


重｢お前が撮らないなら俺がラウールと撮るで。｣


ラ｢意味わかんない。｣


｢あーもうはいはい！撮る！撮るから！｣







そう言って私は真都くんの横に並んだ。


真都くんってこんなに大きかったんだね。


なんか、急に男らしく見えてドキドキした。







『撮るよー！』


ラ｢Aちゃん。｣


｢ん？｣


ラ｢大好きだよ。｣


『はい、チーズ！』


｢私も。大好きだよ、真都くん。｣


パシャッ








その写真に写る2人は、
恥ずかしそうに笑っていた。

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