恋セヨオトメ【黄】 (ページ26)

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3日間のオフが終わり、今日からまた部活が始まる。

ハンバーガー屋さんで会ってから
岩本先輩には会ってない。

2日しか空いてないのに、なんか少し緊張していた。

会ったら何話そうかな、とか
今日はアドバイスしてくれるかな、とか

そんなことを考えたり考えなかったり。

ラ｢Aちゃんなにやるの？｣

｢ん？なにが？｣

ラ｢ほーらー！競技！｣

｢あぁ！ラウは？｣

ラ｢僕は障害物競走かなあ。｣

｢じゃあ私もそうしよーっと。｣

体育祭の種目決め。

一人ひとつはどれかにでなくちゃいけなくて
特にこだわりのない私はラウールと同じのにした。

でも結局ラウは身長のおかげで
騎馬戦にも選ばれてたけどね。

『じゃあ最後にリレー決めまーす。』

『クラス対抗リレーとカラー対抗リレーがあるんですけど、やりたい人いますか？

クラスは男女4人ずつで、カラーは1人ずつです。』

当たり前のごとく、手は挙がらない。

さっきまでガヤガヤしていたクラスが静かになる。

やっぱクラスの代表となるとしんどいよね。

『カラー対抗は足速い子がやったほうがいいでしょ。
女子わかんねえけど、男子だったらラウールとか。』

ラ｢え｣

｢ふふっ…推薦されてんじゃん…｣

ラ｢僕アイツと2.3回しか話したことないんだけど！｣

『ラウールくん！どう？やってくれる？』

ラ｢えぇ……｣

露骨に嫌そうな顔をするラウ。

こうやって目立つの苦手そうだもんなぁ。

ラ｢吉田さんが出るなら僕も出る。｣

……えっと？ラウ？