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遠足の日は異常に疲れた一日だった。
あの後、打ち上げも開催されて
6人でお好み焼きを食べに行った。
その時もあの子は、私と逆側の隣に座って
康二に話しかけていた。
それは別にいい。誰と話そうが自由だし。
でも、問題は康二の方で
安定に距離は近いし、
またこのメンバーで遊ぼうなんて言っていた。
私の気にしすぎなのかもしれないけど、
その言動ひとつひとつが
あの子の康二に対する好感度を上げている気がして
不安になった。
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｢次って家庭科室？｣
渡｢だなー｣
｢康二は？｣
｢いるじゃん、あそこに。｣
ロッカーから教科書を取り出す康二に
あの子が話しかけている。
遠足の日で近くなったあの2人の距離は
普通に授業が始まってからも変わらなかった。
むしろもっと近くなった気がする。
康二が誰とでも距離感が近いのはよく知ってる。
それに、登下校とか私と2人でいるときは
絶対に手を握ってくれるし、
好き、という言葉もたくさんくれる。
なのにこんなに苦しくなる。
康二が取られちゃうんじゃないかって
不安で不安でたまらなくなる。
渡｢もうよくね。バレても。｣
｢でも｣
渡｢康二からなんとなく聞いたけど、
付き合ってること知られて
女子たちに嫌われるのが嫌なんだって？｣
｢うん…｣
渡｢あんなんずっと見せられても
お前は大して仲良くない女子たちを取るの？｣
翔太は顎をクイッとして、ロッカーの2人を指した。
女の子は康二の肩に手を置きながら
顔を見合わせて笑っている。
渡｢嫌われたとしてもAには康二がいるじゃん。
てか俺もいるし。なんも怖いことなんてないだろ。｣
怖いことなんて……ないのかな。
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ひなの(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます！次のお話もワクワクさせられるように頑張りますね！ぜひ楽しみにしててください！ (2021年7月19日 19時) (
レス) id: 65ac30d659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白い作品で更新される度にワクワクでした！次回のお話も楽しみにしています。これからも更新頑張ってください！ (2021年7月19日 8時) (レス) id: d58c251680 (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - ちゃさん» コメントありがとうございます！そう言ってくれると嬉しいです！これからも頑張って書きますね(^^) (2021年6月24日 12時) (レス) id: 65ac30d659 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ - 素敵な作品でとても面白いです！これからも応援させていただきます！ (2021年6月24日 7時) (レス) id: d03f825d66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなの
| 作成日時：2021年6月23日 22時
