“女の子”ではなく超絶可愛い“男の娘”【男主】 (ページ24)

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・ページ24

・小柳side

佐「ねぇ～～なぎちゃ～～ん」

「なに」

佐「樹とはお出かけしたのに俺とはしてくんないの？」

口滑らした。
んで、そっからさっくんがうるさい。

「さっくんは俺の彼氏か何かなの？」

佐「うっ……なぎちゃんなら、ギリ、いける…？」

「イケるな。踏みとどまれ」

なんでこんな懐かれたかな。別に嫌ってわけじゃないけど、単純に疑問。

佐「じゃあさ、今度俺とお出かけしよ！」

「何がじゃあなのかは分んないけど、まぁ、考えとく」

佐「それ半年前にも聞いた！！！それでお出かけ行ってない！」

亮平に助けを求めたけど無視されたんで味方はいません。八方塞がりです。
因みに他のメンバーに助けを求めるとさっくんの再放送みたいになるのはわかってる。

おれ、そこまでにぶくない。

「あ、時間」

レッスンに参加できないのは申し訳ないけど、皆の顔見れてよかった。
あとさっくんから逃げる口実ができたしラッキー。

「では、誑かしてまいります！」

岩「なぎ」

「はいはい。SnowManのために貢献してくるよ」

我ながら割かし冷たい人間であることは自覚しているけど、SnowManのことは大切だからね。
表情に出ないで定評の俺は都度都度言葉にしないといけないらしい。

阿「A」

「はーい？」

「「「いってらっしゃい」」」

「りょーかい」(笑)

俺は皆が、SnowManが、大好きだよ。

なんてことを言うのは当分先にしよう。
じゃなきゃいじられる未来が見える。これは断言ね。