“女の子”ではなく超絶可愛い“男の娘”【男主】 (ページ16)

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・ページ16

・小柳side

阿「夢見る青き彼ってさ…」

佐「誰？」

深「違う多分、彼って言うのは……キキララってどっちか…？」

佐「キキララだよ！それ、が、男の子が青だもん」

「キキララ…そう単純かなぁ…?」

夢見る、だし、ありえなくはないけど、色々やってると疑り深くなるよね～
夢を見るには寝なくちゃいけないから、キャラが寝てる可能性あるし。

阿「そういえばさ、来たことあるんだよね？」

深「あるよ！あるけどこーんな感じではなかったっぽい」

佐「あ、見て！キキララ、キキララ」

深「あ、まって、ごめんごめん」

佐「お前！ゲームセン…クレーンゲーム！」

あ、辰が先々行くから手離れちゃった。
しょうがないから亮平の裾掴んどこ。

阿「どうした？」

「いや、(俺が)迷子になりそうだから」

阿「それなら裾掴まずともいつもどうり手繋げばよかったのに」

「そこに裾があったから」

阿「そこに山があったからみたいな回答は求めてないのよ、うん」

「あれま」

こういう時はとぼけるに限る。

佐「あれ、翔太(シナモンロール)いるよ？」

「わ、かわいい」

阿「ちょ、これさ！」

深「うん」

阿「やってもらってもいいですか？」

「辰、俺シナモン欲しいな」

深「なぎも欲しがってるんで取ります！」

え、頼んだ俺が悪いけど、チョロ澤じゃん。
チョロ澤さん…だから破産するんですよ？

深「もうさ、趣旨変わっちゃってごめん！」

辰達がクレーンゲームに集中してる間にお手洗い行ってこよっかな…

「お手洗い行ってきまーす」

阿佐深「「「はーい」」」

さて、許可も取れたしさっさと行って来よ。

・

？「あの～」

トイレ入ろうとしたら知らん女性に引き留められた。

いや、おれは次に言われる言葉が何となくわかる。
今日の恰好は殆どレディース…ガウチョパンツのせいでスカートにも見えなくはないし…

「え、あ、はい」

？「そっち男性の方ですけど…」

ですよねっっっ！！！！

「あ～…俺、男です。生まれてこの方生物学的に男です」

？「え！？す、すみません！可愛らしい恰好されていたので…」

「初めてじゃないですし、別に大丈夫ですよ。それでは」

悪いことしたなぁ……止める気はないけど←