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〜深澤目線〜

阿部ちゃんを連れて近くの空いてる会議室に
入ると、俺はソファーに座って阿部ちゃんを前に立たせた。

俯いてる阿部ちゃんの顔を下から覗き込むようにして見てみると、だいぶシュンとした表情をしてる。

うん、この表情昨日も見たよ??
なーんで昨日の時点で辞められないのかなぁ、?

俺は小さくため息をつくと、阿部ちゃんに話を始めた。

辰「ねぇ、自分が何したか分かってる??」

いつもより低くい声で言うとピクっと反応した。

亮「佐久間に、。怪我させた。。」

俯いてぎゅーと自分の手を握りしめながら答える阿部ちゃん。

辰「ね、顔上げて?俺の目見て。」

そう言うと、顔を上げてくれた。
その顔からすごい後悔してるんだろうなって伝わってくる。

でも昨日の今日だし、佐久間怪我してるし。
今日はちょっと厳しくしないとね。

そう思って俺はお説教を始める。

辰「俺さ、昨日言ったよね??
危ないからやめなって。もう忘れた?」

そう聞くと、小さく首を横に振った。

辰「ちゃんと覚えてるよね。
なのにどうしてまたやったの?」

そう聞くと少し目が泳いだ後、申し訳なさそうに言った。

亮「う、。佐久間の反応面白かったから、、つい。。」

ちゃんと正直にそう言う阿部ちゃんの目を見て話を続ける。

辰「つい、でやっていい事なの?
怪我するかもしれなくては危ないって言ったよね。」

真剣にそう言うと、コクっと小さく頷いた。

亮「言われた、。でも、大丈夫って思っちゃった、。」

辰「実際大丈夫じゃなかったよね??
佐久間に怪我させてさ。。」

俺がそう言うと、阿部ちゃんは泣きそうな顔になった。

亮「ごめんなさい、。」

素直にごめんなさいが出来たけど、
こんな事もう絶対して欲しくないからもう少しお説教をする。

辰「もし頭打ったりしたらどうするの?
一緒に仕事出来なくなるかもしれないんだよ?いいわけ?」

俺の言葉に阿部ちゃんが勢いよく首を振った。

亮「やだっ。佐久間ともっと仕事したい。。」

俺は阿部ちゃんの目を見て真剣に話す。

辰「今回はたまたま軽い怪我で済んだけど、。
阿部ちゃんがしたのはそんだけ危険なことなんだよ。」

厳しめにそう言うと、涙目になった。

亮「ふっかぁ、。ごめんなさいっ、。
おれ、そこまで考えてなかった。。」

辰「阿部ちゃんは頭いいんだから少し考えたら分かったはずだよ?
次からはちゃんと考えなさい。」

俺がそう言うと、コクリと頷いた。

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雪音.*(プロフ) - ゆずかさん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました!そんな嬉しいこと言ってくださるなんて、!嬉しすぎて照れますw喜んで頂けたなら良かったです!これからもSnowLifeを楽しんでいってください(*^^*) (2022年3月12日 11時) (レス) id: d382303660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずか(プロフ) - リク書いてくれてありがとうございました‼︎雪音さんの作品に出会えて幸せ者です照 反省した後もお尻痛くする厳しいめめちゃんにキュンキュンしました! 次も楽しみです‼︎ (2022年3月11日 22時) (レス) id: 25548e20d3 (このIDを非表示/違反報告)
雪音.*(プロフ) - qazwsxedcさん» こちらこそ素敵なリクエスをくださってありがとうございました!最高のクオリティだなんて言って頂けてほんとに嬉しいですっ!こんなクオリティで良ければぜひいつでも!今後もSnowLifeを楽しんでいってください! (2022年2月21日 21時) (レス) id: d382303660 (このIDを非表示/違反報告)
雪音.*(プロフ) - あみさん» あみさんこんばんわ!え、嬉しい言葉をたくさんありがとうございますっ!!ちょっと泣きそうです、wそして素敵なリクエストありがとうございますっ!お時間かかってしまうと思いますがぜひ書かせていただきますね!本当にありがとうございますっ! (2022年2月21日 21時) (レス) id: d382303660 (このIDを非表示/違反報告)
qazwsxedc(プロフ) - リクエスト書いていただいてありがとうございました。とても素敵なお話にして下さってありがとうございます。最高のクオリティです!!!是非またお願いしたいです!! (2022年2月21日 21時) (レス) @page35 id: 9854f34091 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪音.* | 作成日時:2022年1月24日 23時

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