クーデレ5% ページ7
「さあみなさん、お飲み物は行き渡りましたか？それでは僭越ながら、私チーノが音頭を取らせていただきます！」
「ヨッ大将」
「何それ…」
チーノが我先に乾杯の音頭を取ろうと立ち上がって声を上げると、ショッピが明らかにやる気のなさそうなトーンで盛り上げた。…盛り上がってないけど。
「我々師団の更なる発展と、新入団員の皆様のますますのご活躍を祈念して──カンパーーイ！！」
「いやいやいやいや！！どういうことやねん！！ふわふわの調査はどうした！？」
未だ納得のいっていないシャオロンはチーノとショッピに突っ込む。が、こうなったアイツらには何を言っても無駄だろう。ドンマイ。
……でも、アンタみたいな
「シャオロンシャオロン。カンパーーイ！！」
「お前はそもそも団員ちゃうやろ！！なにナチュラルに混ざってんねん！！」
そっか、ゾムは我々師団に入ってないんだっけ。随分馴染みすぎじゃない？すごいな…。
ちなみに私はと言うと、
「A〜！これめっちゃ美味いで！！」
皿に料理を持ってやって来たチーノに色々と勧められていた。私少食なんですけど。
「まぁこれくらいなら良いか。…わ、ほんとだ、美味しい」
「アンタが食べても美味そうに見えへんな」
「ショッピにだけは言われたくない。…わ、見て、あのトントンの食べっぷり」
年下のはずなのに私よりも勢いよく食べるトントン。…噎せたりしないのだろうか。
「俺は飲まへんぞ。お前らと馴れ合う気なんか一切──」
シャオロンも最初こそこう言っていたが、今では…
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2024年1月23日 19時
