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secret.79 ページ29

岩本照 said…

岩本「はあ…?」

阿部「だからAちゃんがふっかの
香水の匂いが分からなかったんだって。」

岩本「それは分かったけど…
だから何だって言うんだよ…?」

阿部「ふっかの" 獣臭 "に気付いてるんだよ…
ってことはだよ? Aちゃんの親族の中に
ヴァンパイアがいたかもしれないって話なんだよ…」

岩本「んじゃ何であいつは人間なんだよ?」

阿部「……そこが謎なんだよ…汗」

深澤「俺も気になってあいつが図書室にいた時
俺たちの先祖の話が書かれた本読んだんだよ…」

岩本「それ読んで何か分かったのかよ?」

深澤「ほら…ほとんど俺たちが聞かされてた話と
本に書かれてた話が同じだろ? でも俺たちにも
知らない話があったの覚えてねぇ…?」

岩本「あんだよそれ?」

阿部「もしかして…" 禁断の恋 "?」

岩本「禁断の恋?」

阿部「ほら…悪の使いと天の使いであった恋…
つまりヴァンパイアとオオカミの間にあった恋で…
二人の間に" 普通の人間 "が産まれたって話だよ…」

深澤「あの本に書かれてるのは現実とほぼ同じ…
ってことは…その間に産まれた普通の人間って
Aじゃねぇかって思ってんだよ…汗」

岩本「そうだとしたら有り得ねぇ話だろ?」

阿部「僕もふっかに聞いてそう思ったんだよ?
でももしその話が本当でヴァンパイアとオオカミの間に
産まれたのがAちゃんならふっかの" 獣臭 "に
気付いててもおかしくないんだよ…」

あいつが本当に俺たちの匂いに気付いてるなら
ただの人間だからそれは有り得ない話…

でも阿部の言う通り…その本に出て来る子供が
Aちゃんなら俺たちの匂いに気付いても…
ヴァンパイアの血が流れてるから変ではない…

岩本「でもヴァンパイアだけじゃなくオオカミの
血も流れてるとしたら?どっちかにしてもやっぱ
普通の人間ってのが有り得ねぇ。」

阿部「だから不思議でしょうがないんだよ…
ヴァンパイアとオオカミのハーフなんて
今まで聞いたことも見たこともないし…」

深澤「俺の勘違いだけかもしれねぇし…」

岩本「だったら北斗使って聞いた方がはえーだろ。
あいつを近くに居させてもう一度匂いを嗅がせる…
それでAちゃんが嘘ついてりゃ分かるだろ?」

深澤「でも分かったとこで何でAが
俺たちの匂いが分かってるか問題が出るだろ?汗」

岩本「それはそれでまた考えりゃいいだろ。」

阿部「とにかく…本当に僕たちの匂いを
分かってるのかどうか調べてみよっか…汗」

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作者名:はーちゃん | 作成日時:2021年9月13日 23時

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