secret.72 ページ22
あれから数週間後…
体育祭の練習も本格的に始まり
ふっかの学院も練習が始まったから
今までのように傍にいる時間も減った…
でも私が寮に戻る時間になれば先に部屋にいて
朝、寮を出る時間になればふっかも自分の
学院に行くようになった…
深澤「んじゃ俺も行くから何かあれば
すぐに連絡しろよ？」
A「分かった、気を付けてね？笑」
深澤「あぁ、お前もな？笑」
A「はーい、笑」
部屋でふっかと別れ体育祭の練習…
でも騎馬戦の練習をやるとなった時…
《 ガシッ！ 》
A「痛っ…」
女子1「ごめんっ！汗」
A「大丈夫、ケガしてない？汗」
女子1「私は大丈夫！でもAがっ…汗」
A「このくらい平気だよ。笑」
相手の騎馬と練習試合をしてた時に
私の鉢巻を取ろうとしたから避けた瞬間に
避け方を失敗して彼女の爪が顔に当たってしまった…
先生「雪音、血が出てるから保健室行って
先生に消毒してもらえ。」
A「はぁーい、笑」
女子1「ほんっとにごめんね？汗」
A「大丈夫だから気にしないで？笑
んじゃ行ってきまーす。笑」
" これで少しはサボれるからラッキー "って
思って保健室に向かったけど先生は不在…
A「……あっ…」
頬を伝って床に落ちた血を見たら
目眩がして変な感覚に襲われた…
《 ガラァ〜… 》
ドアの開いた音で我に戻って消毒液を探すことに…
A「あれぇ〜…せんせぇ〜…
消毒液って何処にありますかぁ〜？」
？「消毒？ それなら俺がしてやるよ…笑」
A「へっ？ ……あっ…あなたっ…」
？「よぉ〜…覚えてるか？笑」
聞き覚えのある声に振り向けばあの時真都と松村さんに
手を出したヴァンパイアだった…
A「……なんでっ…」
？「手紙読んでねーの？笑」
A「手紙ってまさかっ…」
？「おっ？ 読んでくれてたんだ…笑
あの手紙通り" 会いに来てやった "よ？笑」
A「……ふっかっ……っ！汗」
急いでふっかに連絡をしたかったけど体育祭の練習の為に
今は体操着…だからもちろん携帯は教室…
？「助け呼ぼうとしてんの？笑
残念だったなぁ〜…笑」
A「こっ…来ないでっ…」
？「顔から血出てんじゃん？
消毒したかったんだろ？ 俺がしてやるよ…笑」
A「止めてっ…」
？「痛いだろ？笑 楽にしてやるよ…笑」
《 ガシッ！ 》
A「っ！ 汗」
ただ腕を掴まれただけだったのに
骨が折れそうなくらい痛かった…
ふっか…真都…助けてっ…
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作者名：はーちゃん | 作成日時：2021年9月13日 23時
