私の弟可愛すぎてヤバイです-4-

ケータの心 ページ50

「今日も来なさそうだな。エンマ。」



『エンマ君絶対来る！！いい子だもん！！』




「俺も、エンマ大王に謝らなくちゃいけない…」

俺も、ちゃんと謝らないといけない。


『え？なんで？』



「俺、エンマ大王が怒ってるの薄々感じてたんだ。」


本当は、ウィスパーが声を掛けた時からわかってた…



『そう、なんだ…』




「その理由もだいたいわかってた。だけど、俺そのまま、知らんぷりしちゃったんだ…」



『私も、ちゃんと謝らないといけない。急に叩いちゃった事と、気づけなかった事で、エンマ君を傷つけちゃった事。』



「俺もだな。」


冬希君も言った


「俺も、ちゃんと、エンマを見てやれなかった。俺も謝る」



『あとは、エンマ君が来るのを待つだけ。』



ヒュンッ！！





急に大きな風が吹いた




『エンマ君ｯ!!!』「エンマっ！！」


A姉さんと、冬希君は、ｶﾞﾊﾞｯと立ち上がった




「謝りに来た。」



エンマの目はまっすぐ俺をとらえていた

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