私の弟可愛すぎてヤバイです-4-

番外編 ページ25

過去の俺


俺は、小さな施設にいた


気づいたらここにいたんだ。


「エンマ君。ご飯食べな？お腹空くよ？」


「…」


俺は、大人が大嫌いだ


俺は、無視をする


「ﾁｯ…可愛くねぇーの。」


ほらみろ、すぐ態度が変わる


嫌なやつだ。



そんなある日


「きゃあああああ！！！何この子マジ可愛んですけど！！！？」


なんか、すごい大人がぎゃーこら騒いでんな。


誰がそんなに可愛いんだ？


後ろを振り向くと…


！！？


お、俺！？


女の人、目を輝かせて俺を見ている正直怖い。


隣にいる男の人は、すごく優しそうな雰囲気だ。見るからにわかる


「あの子、何も喋りませんし、睨んでくるんですよ。」


あぁ、なに説明してんだよ。


「あの子きっといい子だわ！睨んできてるのは、警戒してるからよ！だって、こんなにはしゃいでる大人みたら、誰でも睨むわ！」


「うん、そうだね。」


男の人頷いてるし。

いいのかよ。


「君、エンマ君っていうのよね？私の家に来ない？中学生の娘もいるの。馴れるまで時間がかかるかもしれないけど、私は、貴方の事大切な家族だと思ってるわ。」ﾆｺ


なんだろこの気持ち。


すごく温かい


この家族の輪に入りたい

ここから


脱け出したい



「…」ｺｸ


俺は、ゆっくり頷いた


番外編エンマ君の過去編続く！

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